天理時報2022年9月7日号3面
【ゲームのプレイ中に暴言を吐く息子 – 人生相談】Q. 小学2年生の息子はゲームで遊んでいるとき、自分が劣勢になると暴言を吐いてしまいます。友達とゲームで遊ぶことも多く、交友関係に支障が出ないか心配です。どうすれば言葉づかいを改めさせることができるでしょうか。(30代女性)A. 「暴言を吐かないで」や「けんかしないで」という注意は、「~しない」という否定を目標にしているので、なかなか守れませんね。行動分析学では「行動とは死人にできないこと」という定義があり、「死人テスト」といわれます。それによれば、「暴言を吐かない」は死人にもできることなので行動ではありません。行動でないものを行動目標にすることはできません。実際、暴言を吐かない状態は目立たないので放置され、うっかり暴言を吐くと、すぐまた怒られるので、親の注意を守れない子になってしまいます。あなたは親として、子供がゲームで遊んでいるとき、どのように過ごしてほしいと思っていますか。暴言を吐かなければそれで良いのではなく、本当は友達と仲良く遊んでほしいのだと思います。そうであれば、行動目標は「友達と仲良く遊ぶ」です。その目標を達成するために、ゲーム中はどういう言葉づかいが良いかを一緒に考えてください。トゲトゲやチクチクした言葉は楽しくないので、ふわふわした言葉づかいを目標にしましょう。そして大事なことは、子供がふわふわした言葉を使ったら、即座に「いいね」「頑張ってるね」などと声をかけて“強化”すること。それを忘れないでください。回答者:古市俊郎 (福之泉分教会長・公認心理師), 【網干大教会長に岡部晋輔氏 – 新任】8月26日のお運びで、網干大教会(兵庫県たつの市)の6代会長に岡部晋輔氏(35歳)がお許しを頂いた。【藤橋氏略歴】昭和62年3月17日生まれ。平成29年網干分会委員長。令和元年青年会本部実行部員。就任奉告祭は10月1日。就任奉告祭は10月31日。, 【立教185年8月月次祭 – 涼風吹くなか】教会本部の8月月次祭は26日、中山大亮様祭主のもと執り行われた。大亮様は祭文の中で、永の年月、変わらぬご守護と厚き親心をもって陽気ぐらしへとお導きくださる親神様のご厚恩にお礼申し上げたうえで、「私どもをはじめ教会長、ようぼく一同は、新型コロナウイルス感染症の拡大や自然災害など、さまざまな事情をお見せいただく中に、たすけを急き込まれるをやの思召を悟らせていただき、教祖のひながたを頼りに、世界たすけの道を力強く、一手一つに勇んで歩ませていただく決心でございます」と奏上された。この後、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。参拝者たちは心一つに「みかぐらうた」を唱和したこの日の親里は朝から雲に覆われたが、時折、神苑内に秋の気配を思わせる涼風が吹き抜けた。参拝者は一心に「みかぐらうた」を唱和した。おつとめの後、三濱善朗本部員が神殿講話に立った。三濱本部員は、教祖140年祭に向けて今年の秋季大祭に発布される「諭達」の意義について話を進めた。その中で、教祖1年祭と5年祭が勤められた当時を振り返ったうえで、5年祭へ向けて三年千日のひながたの道を通るよう示された「おさしづ」を引き、この二つの年祭を通じて、のちのちの年祭を勤めさせていただく心の規範ができたのではないかと話した。そのうえで「私たちは、その精神を踏襲し、さらには諭達に込めてくださる真柱様の思いに沿って、新たな年祭に備えるのが、ただいまの旬であると思案する」と語った。最後に三濱本部員は、次の諭達について「一行たりとも疎かにせず、身につく楽しみを持って発布をお待ち申し上げたい」と述べた。, 【“今を生きる”若者たちへ – 視点】あるマーケティング会社が18歳から20歳までの男女に行った意識調査によると、「今悩んでいること」として挙げた第1位が「今後の未来のこと」だったという。この調査結果から、若者の間に将来への漠然とした不安感が募っていることが見て取れる、と分析していた。実際に、筆者の周りでも、「これから日本は困難な時代になると思いますが、その中で力強く幸せに生きるために必要なことはなんですか?」という質問を若い人から受けることが増えている。こうしたなか、9月1日に道友社から発刊された『時の中の自分――サグラダ・ファミリア「石のマエストロ」魂をはぐくむメッセージ』は、そうした若者に薦めたい一冊である。著者の外尾悦郎氏は、ようぼくであるとともに、日本人でありながらスペイン・バルセロナにある世界遺産として有名な未完の大聖堂、サグラダ・ファミリアの主任彫刻家を務めた世界的な著名人である。本書は、2018年に天理大学客員教授として同大で行われた特別講演の内容をもとにまとめたもので、いわば外尾氏から今を生きる若者へ贈られたメッセージである。本の中で外尾氏は、サグラダ・ファミリアの設計者である天才建築家アントニ・ガウディの思想をひもときながら、「オリジン(起源)を忘れなければ、どんな時代でも同じように、時の中を真っすぐに歩いていけるはず」と述べ、さらに「一人の人間として時代の変化に翻弄されるのではなく、自分の元をしっかりとわきまえ、自分を持っておくということが、実は非常に力強いということです」と語っている。オリジンとは「元」である。お道でいえば、親神様が子供の陽気ぐらしを楽しみに人間と世界を造られたこと。すべての人は互いに兄弟姉妹であること。身体は、かりものであること。そして、誰もが幸せになるために生まれてきたことなどを指すだろう。いま、あらためて「元」を心に治めることが、困難な時代を生きる力になるということを、若い人に信念をもって伝えるときだと感じている。(諸井)