天理時報2022年9月7日号8面
【インターハイ個人戦3位入賞 – 天理高柔道部 小幡礼希選手 吉野紗千代選手】天理高校柔道部は8月6日から松山市の愛媛県武道館で行われた「全国高校総合体育大会(インターハイ)」柔道競技に出場。男子個人戦73キロ級の小幡礼希選手(3年)と、同女子48キロ級の吉野紗千代選手(2年)が3位入賞した。天理高柔道部の小幡選手(左)と吉野選手(右)は、インターハイ個人戦で3位入賞したしっかり組んで一本を取りにいく“天理柔道”を目指し、得意技の「内股」に磨きをかけてきた小幡選手。しかし、組み合う前に相手にさばかれてしまい、力を発揮できない試合が多かったことから、組手の技術向上に努めてきた。今大会では、「内股」で一本勝ちを収めるなどして勝ち上がり、準決勝へ。決勝進出を懸けた試合で、序盤に「小外刈」を決められ、一本負けを喫した。小幡選手は「優勝を狙っていたので悔しい。でも、この結果を素直に受け入れ、今後の試合に生かしていく。まずは、相手の技に耐え得る粘り強さを身に付けたい」と話している。◇一方の吉野選手は、151センチの小柄な体からの「背負投」などを得意とする。筋力の弱さをカバーしようと、腕力のみでロープを登るトレーニングを毎日続けてきた。今大会では、技がうまく決まらず苦しい戦いが続いたが、なんとか準決勝進出。奮闘するも、合わせ技一本で敗れた。吉野選手は「相手を投げられない試合が続いて大変だったけれど、成績を残せてうれしい。でも決勝へ進めなかったので、来年は必ず勝ち進んで優勝したい」と語った。◇このほか、インターハイに出場した天理高クラブでは、ホッケー部男子が3位入賞。水泳部の大蔵礼生選手(3年)も、競泳男子100メートル平泳ぎで3位入賞した。, 【忍び寄る“核の影” – グローバルアイ16】ウクライナの戦いが始まってすでに半年。われわれにとって「プーチンの戦争」の最も苦い教訓は何か――そう問われれば、迷わず「21世紀のいまも人類は、核戦争の脅威のただなかにいる現実を突きつけられたことだ」と答えたい。米ソの冷戦が終わった30年余り前、人々は核戦争の恐怖から遂に解き放たれたという安堵の感情に酔いしれた。長距離核の刃を互いに突き付けて対峙する米国の政治統帥部で取材していた筆者も、そんなひとりだった。だが、ウクライナへの侵攻を指揮したプーチン大統領が真っ先に制圧を命じたのは、原子力発電所の施設群だった。独裁者は、右手を核ミサイルのボタンにかけ、左手には原発を手中にし、西側世界に脅しをかけ続けている。欧州最大規模のザポリージャ原発にはいま砲弾が撃ち込まれている。一連の攻撃で電源が断たれれば、核燃料を冷却している装置が動かなくなり、フクシマ原発のような惨事が起きてしまう。ウクライナ側は予備電源を急遽作動させて最悪の危機を回避したとしているが、双方が相手側の攻撃だと主張している。こうしたさなか、国連本部で開かれたNPT(核拡散防止条約)の再検討会議は、ザポリージャ原発をウクライナ側の管理に戻すよう求める旨を文書に盛り込もうとした。だが、これにロシア側が激しく反発し、最終文書を採択できないまま閉幕せざるを得なかった。今回のNPT会議では、中国とロシアに配慮して「核の先制不使用」を求める表現を削除して最終文書を取りまとめるよう譲歩を重ねた。だが、核を持たない国々の非力さだけが浮き彫りになってしまった。NPT条約の基本理念は、米・英・仏・中・ロの5か国に核保有の独占を認める代わりに核保有国には核軍縮を求めることにあった。だが、核保有国は、インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮などへ広がり、中国は長距離核ミサイルの増強に乗りだしているのが実態だ。NPT体制の推進を基軸に据えてきた日本外交は明らかに暗礁に乗り上げている。核を持たない国々を束ねるニッポンの役割が今こそ求められている。, 【道友社の新刊書 – 時の中の自分】定価1,540円[本体1,400円]A5判並製/112ページ時の中の自分サグラダ・ファミリア「石のマエストロ」魂をはぐくむメッセージ外尾悦郎起源(オリジン)へ還る天才建築家ガウディの意思を継ぐ日本人彫刻家から21世紀を生きる若者へのメッセージ。「オリジンを忘れなければどんな時代も真っすぐに歩いて行ける」「人生は何が起こるか分からない!」“自分探し”の旅先で、未完の大聖堂「サグラダ・ファミリア」に遭遇。以来、彫刻家として建築に携わり、ガウディの遺志を今に伝える著者が、若者たちに贈る“人生を生きる知恵”。好評発売中!!※読書会の皆様へ――本書は定期配本です。お近くの書店か道友社へ直接お申し込みください。注文受付 TEL:0743(63)471Webストア:https://doyusha.net/SHOP/9784807306534.html