天理時報2021年12月8日号3面
ひながたをたどり活発な談じ合いを「集会」80周年昭和16年の「天理教教規」改定により発足した「集会」。現在、表統領から任命された集会員によって、教規の変更、教庁の予算・決算、教会教費などの議案が審議・採決されている。こうしたなか、11月27日、集会が発足80周年を迎えたことを記念して陽気ホールで記念式典が執り行われた。席上、宮森与一郎・内統領が真柱様のメッセージを代読した(写真)。その中で、「集会の本義は談じ合いにある」と明示したうえで、「集会は、教内の一手一つの活動を目指して、会員が率直な意見を交換し、満場一致の結論に導けるよう、どこまでも心を寄せ合い、談じ合いを重ねていく場を指す」と述べられた。続いて、満場一致の治まりを願うには、互いの努力や協力は言うまでもな一人ひとりの考え方の根元に同じものがあるということが大切な点であると指摘。「考えの根元には揺るぎない親神様の思召、教祖の教えが必ずあるはずである」と示された。さらに「時代が変われば世の中の様子も考え方も当然変化していく。だからこそ、ひながたをより身近に感じ、わが事として据える、それ相応の努力や工夫が必要である」と話された。最後に「集会の場での活発な談じ合いが、ひながたをたどる人々の勇みの台となり、たすけ一条の道の広がりにつながっていくよう、皆さん方が集会員の勤めをしっかり果たしてくれることを心から願う」と締めくくられた。続いて、中田善亮・表統領があいさつ。本部も教会もようぼく教祖のひながたの道を歩む兄弟姉妹として、一手一つにたすけ一条の道を邁進できるよう、しっかりとその屋台骨を組み支えていきたいと述べたうえで、「これからも集会の皆さんのお力を頂き、間違いのない道筋を立てさせていただきたい」と語った。なお、式典後の27日午後には第257回定時集会が招集され、「教規変更準備委員会規程」などについて審議・採決された。新任10月26日のお運びで、本部直属崇文分教会長(京都市)の4代会長に佐藤紀文氏(38歳)がお許しを頂いた。本部直属崇文分教会長に佐藤紀文氏【佐藤氏略歴】昭和58年8月8日生まれ。平成23年本部青年。28年青年会崇文分会委員長。就任奉告祭は11月3日。視点つながりの格差〟広がるなかコロナ禍の影響の一つに、人と人とのつながりが分断されたことがある。しかし、この分断・孤立化の傾向は、いまに始まったことではない。青年会本部発行『あらきとうりょう』38号の石田光規氏(早稲田大学文学学術院教授)の論考によると、明治以降の歴史は、「ムラ社会」と呼ばれる集団的体質から、徐々に脱却する方向へ進んでいるという。たとえば、個室にエアコンやテレビが普及し、情報通信環境が整い、生活の維持は、身近な人間関係ではなく、代価を払った商品やサービス、そして行政の社会保障に委ねられるようになった。これにより、人間関係を強制されない気楽さを手に入れる一方で、人とつながるための材料を自ら努力して用意しなければ、関係から切り離されるような時代となった。つながりの多い者と、そうでない者の格差が広がっているというのだ。さらに現在は、コロナ禍により人と人とのつながりが「不要不急」の領域となり、会うに足る理由のない人が、切り捨てられるような状況になっているという。世の中には、潜在的に困難な状態に陥り、たすけを必要とする人が少なからずいる。そこにこそ、互い立て合いたすけ合いの生き方を目指す道の者の働き場がある。ただ、手を差し伸べる前段階での〝心の壁〟が昔よりも厚く高くなっている分、それを乗り越えるために、より大きな努力と工夫が必要だろう。さらには、手を差し伸べる側にあろうとする教会長やようぼくも、孤立化に慣れた世上に生きている。人のために自分のプライバシーの時間と空間を割くことを厭ったり、相手の反応を過剰に意識したりするあまり、信仰を勧めることや、話を聞く時間を取ってもらうことに躊躇する人、いるのではないか。しかし、この道は世上の風潮を超えた天然自然の理であり、教えの実行によって必ず乗り越えられるはずだ。心のほこりを払い、教祖のひながたに倣うことで、難儀する人を放っておけないという、に尽くす精神を日ごろから養うことも必要だろう。(松村義)陽気ぐらしのヒント人生相談「変な名字だ」と言われ、落ち込む回答者平澤勇一磐城平大教会長福島教区長Q今年の春、大学を卒業して社会人になりました。私は非常に珍しい名字のため、応対したお客さんに「変な名字だ」などと言われることがよくあり、落ち込んでいます。どうすれば、落ち込むことなく明るく仕事ができるようになれるでしょうか。(20代女性)A日本人の名字の種類は、区別の仕方によって10万種類とも、30万種類以上あるともいわれています。そのうち7000種類が全人口の96%を占め、最も多いのが「佐藤」さんで、次が「鈴木」さんです。一方、全国で100人以下の珍しい名字は、少なくとも1万種類あるそうです。おそらくあなたは、珍しい名字が原因で、嫌な思いや不便な思いをしたことがあるのでしょう。しかしながら、それを乗り越えて大学を卒業し、与えられた仕事をこなしているのですから、よく頑張ってきたと思います。その努力は大したものです。各々の名字には、深い意味や歴史があります。あなたの両親や先祖も、その名字を通して人生の荒波を越えてきました。一人で悩まず、同じような思いをしたことがなかったか、両親に相談してみてください。きっと良きアドバイスをしてくれると思います。仕事への向き合い方としては、そのマイナスイメージをプラスに変えてみてはいかがでしょうか。具体的には、珍しい名字であることをアピールポイント、と捉え、あえて名字を話題にして会話を進めてみるのです。いままで頑張ってきたのですから、きっと大丈夫です。親神様・教祖にもたれて前進してください。身上・事情などに関する悩みをお寄せください。個人情報は厳守いたします。●〒632-8686天理郵便局私書箱30号天理時報「人生相談」係●ファクス=0743-62-0290Eメール[email protected]