天理時報2021年11月24日号2面
和やかに教えを深め合うようぼく対象「みおしえ学習会」既報の通り、布教部(松村登美和部長)では、ようぼくの成人を目指す新たなプログラムとして「みおしえ学習会」を立ち上げ、進行役を務めるファシリテーターの育成など諸準備を進めてきた。各支部では、今年4月ごろから参加者を教会長に限るなどして同学習会を実験的に実施。その後、新型コロナウイルスの感染拡大が収まりつつあることを受けて、各支部で順次開催されている。ここでは同学習会の特徴とともに、宮城教区仙台西支部(玉造博支部長)で行われた学習会の様子を紹介する。「みおしえ学習会」は、進行役のファシリテーターのもと、参加者同士がワークシートを用いながら意見を発し合い、より深く教えを心に治めようとするもの。「八つのほこり」と「十全の守護」の二つのコースが用意され、各支部で開催される。打ち解けやすいプログラムこの学習会では、隣り合う参加者同士で語り合う「サイドトーク」と呼ばれる一対一の対話方式を導入。大勢による会話が苦手な人でも打ち解けやすい工夫がなされている。また、プログラムの中では、進行役のファシリテーターをサポートする仕組みとして、紙芝居調の教理の解説動画を用意している。そのため、少人数のスタッフで実施できるのも特徴の一つだ。同学習会の立ち上げに当たり、布教部では、ファシリテーターを養成する研修会を、親里をはじめ、各教区でも実施。各地の教会長ら約30人が、同学習会のファシリテーターとして登録された。身近なテーマで意見交換ようぼくを参加対象とする同学習会をいち早く開催した支部の一つ、仙台西支部では6日、新型コロナウイルスの感染防止対策を講じたうえで「十全の守護」のコースを行い、20人が参加した。会場となった宮城教務支庁に集まった参加者たちの表情には、久しぶりの教友との再会とあって、笑顔がこぼれた。一定の距離を空けて座った参加者たちは、諸説明を受けた後、ファシリテーターの司会・進行のもと、早速ワークシートを進めた。その質問項目には、「身近にある〝切る”ご守護は?」など、日常生活に溢れている十全のご守護を再発見できるように工夫された設問が並ぶ。ファシリテーターは、ワークシトの設問に沿って進行。参加者に発表の機会を持たせつつ、円滑に学習会を進めていく。一方、一対一の対話方式を用いる場面では、隣り合う参加者同士が設問について話し合った。その際、なかなか打ち解けられずにいた参加者も、相手の話を聞くうちに自らの身の上話を語り始めるなど、皆が参加できる雰囲気が広がった。さらに、教理の解説動画では、設問を補足する形で教理の要点が分かりやすく紹介され、参加者は真剣な面持ちで見入っていた。プログラム終盤には、参加者たちが、積極的に意見を発するようになり、和気あいあいとした学習会になった。参加者の一人、寺山なお子さん(88歳・仙峰分教会仙恵峰布教所長)は「ワークシートやサイドトークを通して、日常に溢れる十全のご守護の奥深さを、あらためて学ぶことができた」と話した。一方、今回初めてファシリテーターを務めた吉村勇一さん(35歳・気仙沼町分教会長)は「身近なことをテーマに語り合うのが楽しかったようで、参加者の皆さんが積極的に意見を出し合っていたのが印象的だった」と語った。玉造支部長(7歳・東仙臺分教会長)は「こうして教友が顔を合わせて、楽しく御教えを学べたことは本当にありがたい。今後も、この学習会を活用していきたい」と語った。QRコードから、仙台西支部で行われた「みおしえ学習会」の様子を視聴できます。ファシリテーター進行のもと、参加者は和やかな雰囲気で意見発表した(6日、宮城教務支庁で)教理の解説動画の映像を視聴する参加者たち(同)おやのこころおやのことば小さな埃が沁み込んで、鏡にシミが出来るのやで。『稿本天理教教祖伝逸話篇』10「小さな埃は」今月22日は二十四節気の「小雪」。冬の入り口といわれる通り、ここ数日で昼間の気温がぐっと下がり、自教会の祭典を前に暖房器具の準備に追われました。ストーブやヒーターをしまっていたスペースに代わって収まるのは、夏の終わりまで活躍してくれた扇風機です。各部屋に点在していた5、6台を1ヵ所に集め、固く絞った雑巾を手に拭き掃除にかかります。カバーと羽根を取り外してみると、風を送り出す羽根の表面側よりも、裏側の汚れが特に目に付きます。本来の役割とは少し違うのでしょうが、エアコンや空気清浄機のフィルタのように、空気中のちりやほこりを羽根がせき止めてくれていたのです。こびり付いた汚れを丁寧に取り除くと、新品同様とはいかないものの、掃除の前とは見違えるほどきれいになりました。どんな最新鋭の家具や家電製品でも、日ごろの手入れを怠れば劣化が早まり、シミが付いた鏡面のごとく、いずれは本来の機能が損なわれるのが道理です。一方、わが家の扇風機のような年代物でも、小まめに手を入れてやれば、それだけ長く使い続けることができます。冬支度がひと段落し、出したばかりのヒーターのスイッチを入れると、なんとも心地良い温風が吹き出してきました。私たち人間も胸の掃除を怠らず、常にさわやかな風を送り出せる澄んだ心で人と接したいものです。(さ)