天理時報2021年11月24日号3面
困窮する学生に食料配布県生活協同組合など連携天理大天理大学(永尾教昭学長)では、新型コロナウイルス感染拡大の影響でアルバイト収入が減るなどして生活が困窮する学生を支援するため、独自の学修支援金の給付をはじめ、さまざまな取り組みを続けている。その一環として10月29日、奈良県生活協同組合連合会やフードバンク奈良などと連携し、「若者応援プロジェクト奈良」を学内で実施した。これは、コロナ禍によって生活が困難な学生に対して、食料を無料で配布する取り組み。事前に大学ホームページなどで告知したところ、約3時間で100人(定員)から申し込みがあった。当日は学生ホールで、米5㌔とインスタント食品、お菓子などが学生たちに配られた。地域の支え合いで県外出身者が数多く在学し、3割を超える学生が下宿生活をしている同大。学生たちからは「大学内で、このような取り組みが行われるのはうれしい」「生活費がギリギリのなか、食料を支給してもらえて非常に助かる」などの声が聞かれた。「若者応援プロジェクト奈良」の担当者である県生活協同組合連合会の清水順子さんは「コロナ禍で困窮している学生の皆さんに、地域とのつながりがあること、一人じゃないことを伝えたい。これからも困ったときは、お互いに支え合っていきたい」と話している。天理大学では事前申し込みを行った学生100人に食料が配布された(写真提供=天理大学)創立130周年記念祭髙知大高知大教会(島村正規会長・高知市)は10月1日、創立130周年記念祭を執り行った。同大教会では「陽気ぐらを実践して成程の人になろう」「信仰の元一日にかえりだすけに励もう」を活動方針に掲げ、記念祭に向けた活動に取り組んできた。記念祭は、参拝者をおつとめ奉仕者と各教会の代表者に限定し、2週間前からの検温、マスク着用や手指消毒など新型コロナウイルス感染防止対策を徹底した。また、ようぼく・信者に向けては「心、つなごうKOCHI10」と題して、ひのきしんやにをいがけの写真や動画、イラスト、記念祭への思いを綴ったはがきなどを募集。国内外から寄せられた約30点は、大教会のホームページやSNSで公開された。当日は、真柱様のメッセジを大教会世話人の松村義司本部員が代読した後、おつとめを陽気に勤めた。続いて、あいさつに立った島村会長は「全教が次なる塚に向かって歩みを進めるなか、高知につながる私たちお互いは、をやにご安心いただけるよう、これから一手一つに成人の歩みを進めさせていただきたい」と語った。なお、記念祭当日の様子をまとめた映像を、後日、ようぼく・信者向けにインターネットで配信した。(高知大・松本社友)視点手間暇をかけて味わう喜び近年、アナログレコードの人気が再燃している。日本国内のレコードの生産額は、2010年には1億7千万円まで落ち込んだものの、20年には2億1千100万円まで持ち直し、この10年間で12倍に増えた。アメリカでは昨年、2年ぶりにレコードの売り上げがCDを上回った。世界的ブーム再燃の背景には、長年レコードに親しんできた年配者はもとより、特に20代を中心とする若い世代に人気が広がっていることがあるとされる。かつて音楽業界の主役だったレコードが、その座をCDに奪われて久しい。さらに時代が進んだ現代はCDが売れず、インターネットの音楽楽配配信が主流となり、月1千円ほほどの定額制で、スマートフォンによる聴き放題のサービスが定着している。一方、レコードは、CDと比べても価格帯が1.5倍高くなり、聴くためにはレコードプレーヤーも必要になる。では、なぜレコードが人気なのだろうか。理由はいくつか挙げられるが、その中に「手間をかけて音楽を聴く体験が心地良い」という声があるという。指先の操作一つで簡単に音楽が聴けるデジタルの利便性とは真逆の体験が、若者にとって新鮮な魅力と映るようだ。ICT(情報通信技術)を活用したサービスが普及し、安易に安価で欲しいものが手に入る世の中になっても、手間はかかるが、お手軽に味わえない体験に価値を見いだす人が少なくないようだ。現代の生活は、さまざまな技術の発達に伴い、利便性が高まっている。私たちの信仰生活も、その恩恵を受けている。だが、手間をかけ、じっくりと時間をかけなければ味わえない信仰の喜びが確かにある。手間や時間をかけるからこそ、その持続性も高まると思う。もつじつ教祖は「価を以て実実を買うのやで」と仰せられた。真実の価を尽くすことの大切さを忘れずに、つくし・はこび、ひのきしんなど地道な実践をコツコツ積み重ね、味わい深い信仰の喜びを感じていきたいと思う。(永尾)陽気ぐらしのヒント人生相談彼女の趣味を受け入れられないQ最近、付き合い始めた彼女が“地下アイドル、の大ファンだと知り、戸惑っています。ただの趣味だと思うのですが、男性アイドルと顔を寄せ合った写真などを見ると、心がモヤモヤします。彼女の趣味を受け入れるには、どうすればいいでしょうか。(26歳男性)Aお手紙を拝見し、「マッチングアプリで知り合い、付き合い始めた彼女が「地下アイドル』の大ファン」という文面に、さすが、いまどきだなと、ちょっと気後れしそうです。私もそうでしたが、読者の中には地下アイドルをご存じない方も多いでしょう。ぜひ、身近な若者に教えてもらってください。彼らと話をする、いいチャンスとなりますように。さて、あなたの問題は、彼女と、彼女が大ファンである地下アイドルの男性との関係がどうなのか。地下アイドルだからこその手が届きそうな距離感も心配だし、彼を応援するために使っているお金とかも気になりますね。このことは、自分一人であれこれ想像しても、なんの解決にもなりません。たまたま彼女のSNSを見ていて分かったことなのですから、正直に伝えて、彼女の気持ちも聞き、今後についてじっくり話し合われたらいいと思います。結果はどうなるか分かりませんが、「彼女の趣味を受け入れるには、どうすればいいでしょうか」という、あなたのお手紙の最後の一文が胸を打ちました。決して彼女を変えたいのではなく、彼女を丸ごと受けとめるために自分を変えようと考えておられるのですね。どうか、優しい思いが届きますように。私は、あなたの背中をポンと押してあげたくなりました。回答者吉福多恵子濃飛分教会前会長夫人身上・事情などに関する悩みをお寄せください。個人情報は厳守いたします。●〒632-8686天理郵便局私書箱30号天理時報「人生相談」係■ファクス=0743-62-0290Eメール[email protected]