【私たちは毎日励まされている – 山の辺の道 心の景】撮影場所:桜井市箸中Photo by Hideharu写真は、ある朝の箸墓古墳。静寂のなか、山の端から徐々に太陽が昇るとともに、空と水面に、光と雲が織りなす不思議な景色が現れた。ふと、天岩戸伝説を思い浮かべた。真っ暗な闇のなかに現れた天照大神は、この太陽の輝きのように周囲をあまねく照らしたに違いない。箸墓古墳は、卑弥呼の墓の有力候補として知られている。歴史ファンのなかには、卑弥呼と天照大神の関連性を論じる人もいるが、だから天照大神を連想したわけではない。実は、昨晩見た音楽動画『泣かないでアマテラス』(中島みゆき)が頭に残っていたからだ。「この世から悲しみや憎しみがなくならなくても、笑顔が一つでも多くあればいい」。そんな意味の歌詞が、この景色にピッタリだと感じた。ひょっとすると、天岩戸の物語は毎日繰り返されていて、太陽は私たちを励ましてくれているのかもしれない。(J) インスタグラム「山の辺の道 心の景」親里の四季の写真を発信しています。 インスタグラム「道友社写真班」