天理時報2022年10月12日号3面
【創立130周年記念祭・6代会長就任奉告祭 – 蒲生大教会】蒲生大教会(安井昌角会長・滋賀県竜王町)は9月11日、創立130周年記念祭ならびに6代会長就任奉告祭を執り行った。当日は、感染防止対策を徹底するとともに、大教会神殿での参拝者をおつとめ奉仕者と部内教会長夫妻に限定。ほかの参拝者に対しては、大教会内に設けられた参拝会場で、祭典の模様をライブ配信した。祭典では、真柱様のメッセージを、大教会世話人の西田伊太郎本部員が代読。その中で、参拝者一同には先人から引き継いだ道を教えに合わせてしっかりと通らせていただくよう促されるとともに、新会長に対しては成人の道を歩むよう求められた。この後、あいさつに立った安井会長は「地域に向けては子供のための教会でありたい。蒲生の人たちとは丸い心でつながっていきたい。世界に向かっては悩み苦しむ人を家族のように迎え入れたい。この夢に向かって、皆さんとたすけ合いながら、蒲生の道のために生涯を尽くしたい」と決意を述べた。(蒲生大・久保社友), 【相手に合わせた伝え方 – 視点】チャット型のメッセージをやりとりする機会が増えるなか、「おじさん構文」と呼ばれるものがあるそうだ。1.絵文字を多用し、句点が多い 2.唐突なカタカナや自分語りが入る 3.長文になりがち――という特徴があるらしい。チャット型の短い文章に慣れた若者の中には、上司や取引先から「おじさん構文」のメッセージが送られてきて戸惑う人が少なくないという。筆者自身、過去のLINEメッセージを振り返ってみると、典型的な「おじさん構文」だったことに気づく。「相手との距離感を縮めたいけれど、嫌われたくもない」との思いで配慮したつもりだったが、受け取る側の若者にとっては、世代間ギャップを感じさせる結果になったようだ。手紙は時候のあいさつから始め、ビジネスメールも近況報告を交えた文章を書くよう指導されてきた中高年世代。片や、SNSでのチャット型メッセージのやりとりが当たり前な若者世代との間に、意識の差が生じるのは仕方ないことなのだろう。本紙読者の中には、まだまだチャット型メッセージに慣れない人もいるだろう。短い文章で思いを表現するため、話し言葉が多くなると中高年は違和感を覚えるが、若者にとっては単刀直入で理解しやすく、心に響きやすいという。その特徴を理解し、相手の胸に届くメッセージを送りたいものだ。教祖は「おふでさき」を自ら執筆なされた。当時の人々に馴染みのある和歌体で、また、分かりやすいたとえを多く用いて教えを筆に記された。五七五七七の短い言葉で書かれた「おふでさき」は、何度も読み返すことで繰り返し味わえる。現代のようぼくの中にも、“座右のうた”を胸に生きる人が多くいるだろう。私たちが親しみやすいようにと、うたで教えを伝えてくださった教祖の親心を感じる。間もなく、秋季大祭に合わせて「諭達」が発布される。全教一丸となって教祖140年祭へ向かう歩みを進めるうえで、「諭達」の精神を伝える際にも、相手に合わせた伝え方を意識したいものである。(永尾), 【大学中退を考える息子を励ましたい – 人生相談】Q. 離れて暮らす大学2年生の息子が、中退を考えているようです。話を聞くと、将来やりたいことが分からなくなったとのこと。漠然とした不安を抱える息子を励まし、前を向かせるために、どんなサポートができるでしょうか。(50代男性)A. 励ましといえば、「頑張れ」「負けるな」と声をかけて元気づけることです。これは、ある目標に向かって努力しようとしている人には有効ですが、困難な状況にある人は逆につらくなることがあります。本人なりに頑張っているのに「頑張れ」と言われると、自分が否定されたように感じ、情けなくて、相手を避けたくなるのです。そのような場合は「受容的励まし」が有効です。困って悩んでいることを非難せずに受けとめ、「つらいね」「悩むのは変ではない」と受け入れることです。受け入れられた息子さんは味方ができたことで、落ち着いて考える力も出てきます。息子さんの胸中を推測してみましょう。「大学の勉強も出席も大事だ」「でもやる気が出ない」「進路選択を間違えたかも」「しかし自分は何がしたいのか分からない」「親には多額のお金を出してもらって迷惑をかけている」「どうしたらいい?」「誰も分かってくれない」「中退して楽になりたい」などと思いを巡らせていそうです。その葛藤、後悔、不安、抑うつ、罪悪感などに共感できれば「焦らないでいい」「無理しなくていい」と優しい言葉も出てくるでしょう。息子さんの力を信じ、話をじっくり聴くこと。それも大きな受容的励ましとなります。回答者:古市俊郎 (福之泉分教会長・公認心理師)