天理時報特別号2021年12月号8面 2021年12月1日 この記事を読むにはJavaScriptを有効にする必要があります。ブラウザの設定からJavaScriptを有効にしてください。 JavaScriptを有効にする方法を確認する yamanobenomichi_kokoronokei山の辺の道心の景古墳と水鳥の深い関係とは?ある冬の夕方、崇神天皇陵を訪ねた。ここから見る夕景は美しい。やがて夕日が空と堀の水面を黄金色に染めて、黒々とした古墳の森を浮かび上がらせた。そのとき、悠々と泳ぐ水鳥の群れを見つけた。古墳と水鳥には、深いつながりがある。発掘調査で、水鳥形の埴輪が多数見つかっているのだ。鳥形の埴輪には、主に鶏形と水鳥形があり、鶏形は朝日の象徴、水鳥形は魂と関わりがあると考えられている。空を自由に飛ぶ鳥は古来、世界の至るところで、この世とあの世をつなぐものとされてきた。『日本書紀』にも、現在の三重県で葬られた日本武尊の魂が「白鳥と化りたまひて、陵より出で、倭国を指して飛びたまふ」とある。古代の人々は、水鳥の埴輪に死者の魂を託したのだろうか…..。.そんな思いを巡らせていたら、この景色が不思議に見えてきた。山の辺の道では、いつも時の流れを忘れてしまう。(J)撮影場所:天理市柳本町PhotobyHideharudoyusha_phototeam親里の四季の写真を発信しています。