翌々日の朝、お屋敷にたどり着いた瀕死の利三郎さんに、教祖は、「案じる事はない。この屋敷に生涯伏せ込むなら、必ず救かるのや」と仰せくださいました。教祖の温かい親心により、利三郎さんは六日目におたすけいただき、一ヶ月の滞在の後、柏原村に戻ってきました。その元気な姿に村人たちは大層驚いたということです。(『稿本天理教教祖伝逸話篇』三三「国の掛け橋」から)教祖のお住まいになるお屋敷は、親なる神様が人間を創造された元の地点、「ぢば」のある場所。人間の故郷「ぢば」に帰って親神様におすがりすれば、必ずたすけていただけると、教祖はお教えくださったのです。利三郎さんは、このとき教祖から頂いた「国の掛け橋、丸太橋」とのお言葉を胸に、河内一帯に教えを広めて回りました。そして教祖の間近にお仕えし、生涯お屋敷の御用をつとめました。