足しげく教祖のもとへ 親心の重みを受けとめ – 逸話の季
10月です。快晴の日には、空がとても高く感じます。 よく「桃栗三年、柿八年」といいますが、わが家でも同じころに植えた木が、ことわざの通りにそれぞれ実をつけるようになりました。いまの時季に食卓を彩るのは・・・
10月です。快晴の日には、空がとても高く感じます。 よく「桃栗三年、柿八年」といいますが、わが家でも同じころに植えた木が、ことわざの通りにそれぞれ実をつけるようになりました。いまの時季に食卓を彩るのは・・・
9月です。虫の音に誘われて、夜空を見上げる機会が増えてきました。この時季の楽しみの一つは「中秋の名月」です。旧暦8月15日(十五夜)の月を愛でる風習には、かなり長い歴史があります。古からこの日の夜空を・・・
8月のつごもりです。暦の上ではとうに「立秋」を過ぎましたが、まだ厳しい残暑が続いています。とはいえ、たわわに実った庭の栗の実は“秋近し”を告げています。数年前に種を蒔き、背丈ほどの高さに成長したモミジ・・・
7月です。夏野菜が食卓を彩る季節がやって来ました。妻が春先に小さな種から育てた苗が成長し、豊かな自然の恵みを毎日頂いています。太陽の光をたっぷり浴びて、天水の恵みをいっぱい吸収したキュウリやナスは、は・・・
6月になりました。すでに梅雨入りしていますが、昨年のように雨の日が続いている感覚はありません。家の近くには昨年と同じ花が咲きましたが、今年は咲いている場所が変わっています。目の前の梅雨空も、同じような・・・
5月になりました。私事ですが、この月は誕生月です。いつもは誕生日さえ忘れていますが、今年は節目となる還暦を迎えました。 人生の節目を意識しながら周囲を見渡すと、見慣れたはずの初夏の風景や鳥のさえずりな・・・
4月です。多くの場所で、新たな出会いが生まれる時季です。いまから四十数年前、友人たちに見送られながら、北海道の小さな町に別れを告げました。あれから何度、同じような別れと出会いを繰り返したことでしょう。・・・
3月になりました。里山のあちこちに、春の訪れを感じます。先日も山道を散策していて、久しぶりにウグイスの鳴き声を聞きました。美しく澄んだ声が、青い空に吸い込まれていきます。また新しい季節が巡ってきたよう・・・
2月です。暦のうえでは春になりましたが、朝の空気は凍てつく日々が続いています。 家の近くの土手を探してみても、ふきのとうはまだ見つかりません。それでも冬枯れの木々の枝先には、淡い色の新芽が膨らんでいま・・・
12月になりました。師走です。 先の見えない不透明な状況が続くなか、手探りで前に進んできた1年が暮れようとしています。大変なことがたくさんあったはずなのに、神前に額ずきながら1年を振り返ると、不思議と・・・
11月になりました。先日は、薄墨を流したような分厚い雲から、霰まじりの冷たい雨が降りました。もうすぐ本格的な冬がやってくるのでしょう。 とはいえ、この寒気のおかげで、鮮やかな紅葉を楽しむことができます・・・
10月です。高い空に、さわやかな秋風が吹き抜けていきます。 1年のうちで、最も過ごしやすい時季ではないでしょうか。朝日を浴びながら大きく深呼吸すると、もう吐く息が白く濁っています。それに、遠くの物音が・・・
9月になりました。特に朝晩は、季節の変わり目を肌身に感じます。 秋分を境にして、昼夜の長さが少しずつ変わっていきます。秋分を過ぎると立冬、冬至、大寒と、季節は冬に向かいます。もちろん、その先にまた春が・・・
8月です。雨の多い年ですが、まだ暑い日が続きそうです。 若いころは夏より冬のほうが好きでした。早朝の冷たい空気と静けさを求めて、よく寒い日に戸外を散策したものです。しかし、人生の後半に近づくにつれて、・・・
7月になりました。ようやく、長い梅雨が明けそうです。 照りつける日差しは、日に日に厳しさを増してきました。夏の太陽に照らされた道の向こうに青空が広がり、白い雲が湧き上がっています。 今年の夏は、いった・・・
6月です。中休みを繰り返しながら、長い梅雨が続いています。 雨の日が続くと心も湿りがちになります。しかし、そんな人の気持ちとは裏腹に、雨露に潤された木々は四方に枝葉を広げて、この時季とても生き生きとし・・・
5月になりました。新緑の季節です。 冬の間に刈り込んでいた庭木のそこかしこから、若草色の新芽が吹きだしています。静かに佇んでいた木肌の下に、これほど多くの緑を生みだす生命力が育まれていたのです。春先の・・・
いまや春の親里は”桜の名所”。なかでも3本のしだれ桜は、その大きさといい姿形といい、見事のひと言に尽きる。真に良きものは心を誘う。人も然り。桜を仰ぎながら、「なるほどの人」とい・・・