子供の成長に見合う遊びが分からない – 人生相談
Q. 初めての子育てで、息子の成長に見合った遊びが分からず、困っています。夫が単身赴任中のため、いつも息子と二人で過ごしていますが、ついスマホに頼って、一日中YouTubeを見せることもあります。このままでいいのでしょうか。(20代女性)
A. 育児の困り感の要因の一つとして、戦前は親や親族、近隣が協力して子育てをしたのが、戦後は核家族化が進み、親だけで子供の世話をする形態へと社会環境が変化したことが挙げられます。
さて、お困りの点についてお答えすると、子供は“遊びの専門家”なので、親は子供に任せるのがいいでしょう。ただし、危険が伴う遊びや迷惑行為に発展しそうな場合は止めたり、別の遊びを勧めたりする必要があります。とはいえ、遊びのバリエーションはいくつかあったほうがいいと思います。
屋内なら、積み木、お絵描き、かくれんぼ、しりとり、人形遊び、輪投げ、歌を歌うなど。その中に、DVDやスマートフォンを使った体操やお遊戯などを取り入れてみてはいかがでしょう。
屋外であれば感染予防対策を十分に行い、人の少ない公園や安全な広場など、新鮮な空気の中で体を動かすだけで、子供は自分のやりたいことを見つけます。できれば午前は一度外で遊ぶなど、日常のルーティンをある程度決めておくと、生活にリズムができて楽に過ごせるようになります。
私の妻は、子供が小さいときは自転車に乗せて、よく教会へ参拝に行っていました。その道中で、子供といろいろなことを話すのが楽しみだったといいます。参考になさってください。
回答者:堀 健一(家庭支援プログラムアドバイザー・晃栄理布教所長)