おやのことば・おやのこころ(2022年4月27日号)
にち/\にひとり心がいさむなり
「おふでさき」十一号55
よふきづくめの心なるよふ
先日、支部例会に合わせて「輪読勉強会」が開催されました。少人数のグループに分かれて『三代真柱お言葉 教会内容の充実』を交代で音読した後、各自が心に留まったポイントについて話し合います。
その中で「入っただけで何かしら、私たちの心がほのぼのと明るいものを感じることができたら、立派な教会だと自負なさったらいい」とのお言葉の一節を目にしたとき、ふと、あることを思い出しました。
2カ月ほど前、若い男性が教会を訪ねてこられました。「天理教に興味があるので、中を見学したい」とのことでしたが、実は数日前に教会在住者に新型コロナウイルスの陽性者が出て、信者さん方に参拝を自粛していただいているさなかだったのです。申し訳ない限りですが、事情を伝えて丁重にお断りしました。
男性にとっては、玄関を一歩入っただけで、教会の具体的な印象は得られなかったことでしょう。それでも、お道の雰囲気の一端でも感じてもらえただろうか――。それを自負するには、まだまだ届きませんが、まずは教会に住まう私たち自身が明るく勇んだ心で日々を通ることで、おのずと土地所の陽気ぐらしの手本たる姿に少しでも近づいていくものと信じます。
いよいよ「全教一斉ひのきしんデー」が間近に迫ってきました。報恩感謝とたすけ合いの姿、陽気ずくめの心を地域社会に映す一日にしたいものです。
(榊)