社会貢献通じにをいがけを – 東京教区
東京教区(入江和德教区長)は先ごろ、「地域社会貢献・東京元気プロジェクト」を新たにスタートした。
これは、昨年4月に行われた同教区創立記念祭の席上、記念講演に立った中田善亮表統領が、これからの道の歩みを考えるうえで「たすけを求める人に向き合うおたすけ活動」を眼目の一つに挙げたことを受けて考案されたもの。
同プロジェクトは現在、「キャップdeワクチン」と「カイロで水質改善」の二つを推し進めている。
「キャップdeワクチン」は、ペットボトルのキャップを集めて回収業者へ渡すことで、途上国の子供たちにワクチンを届けることができるというもの。これは現在、NPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」が主導している取り組みで、ペットボトルキャップ2キロで一人分のワクチンになる。
一方の「カイロで水質改善」は、海や川などの水質改善を目指す企業に、回収した使い捨てカイロを提供するもの。カイロ内にある鉄を加工して水中に入れると、硫化水素やリン酸などと化学反応を起こし、ヘドロを分解したり悪臭の発生を防いだりする効果があるという。
現在、教務支庁にそれぞれの回収ボックスを設置し、各支部に対して活動への参加を呼びかけている。
代表の西海道生さん(63歳・都南分教会長)は「社会貢献の活動が、にをいがけの一助になれば。このプロジェクトを皮切りに、今後も幅広い動きを展開していきたい」と話した。
(東京・赤阪代表社友情報提供)