5歳の娘を妻が派手に着飾る – 人生相談
Q. 5歳の娘を妻が派手に着飾り、髪を染めたり、アクセサリーを身に着けさせたりしています。「まだ早いのでは」と注意したのですが、聞き入れてもらえません。どんな気持ちで娘の成長を見守ればいいのでしょうか。(20代男性)
A.子供服選びには、動きやすいものであるか、事故につながりそうな装飾がないか、自分で着脱しやすいか、という三つの観点があるといわれますが、デザインの好みは人それぞれです。
髪形やアクセサリーも同様です。服装や頭髪によって偏見や誤解を受けないようにするには、周囲に受け入れられるものであるかを家族で話し合うことが理想です。しかし、何がいいかを決めるのは、そう簡単ではないかもしれません。
このような場合、外見よりも中身に注目してはどうでしょう。あいさつ、思いやり、親切、お手伝い、早寝早起きなど、5歳でも期待できる適切な行動はたくさんあります。それを家族で話し合ったうえで、子供に前もって教えて練習し、できたら褒めるという前向きな子育てに取り組むことです。
自らの中身を整え充実させて、互いに多様性を認め合うことは、これから私たちが向かうべき社会の姿でもあります。また、中身が整うと、外見にも変化が表れるかもしれません。
最後に、私たちの親である親神様は、今回のことを通じて、あなたに期待されていることがあるのではないでしょうか。難しいことに見えても、親の後押しを頂けると思えば通りやすくなるものです。思いつくことを実行してみては、いかがでしょうか。
回答者:堀 健一 (家庭支援プログラムアドバイザー・晃栄理布教所長)