おやのことば・おやのこころ(2022年5月25日号)
二ッ ふうふそろうてひのきしん
「みかぐらうた」十一下り目
これがだいゝちものだねや

今年の「全教一斉ひのきしんデー」は、筆者の地元の支部でも3年ぶりに参加者が一堂に会する形で実施されました。過去2年は感染症流行の影響で教会や個人単位での実施となっただけに、同じ地域に住む教友とひのきしんの時間を共有できる喜びを、あらためて感じることができました。
会場となっている市内の福祉施設に集まった参加者の中に、80代の布教所長Yさんの姿もありました。この施設は、支部の月1回の定例ひのきしんの場でもあり、Yさんご夫婦は長年にわたり、毎月欠かさず顔を出しておられます。聞けば、20代のころから地域のひのきしん活動に夫婦で足を運び続けているとのことで、八十の坂を越えても実に若々しく、かくしゃくとしてひのきしんに勤しむYさんご夫婦の姿は、若輩の私たちにとって素晴らしいお手本です。
私たち夫婦にも、日々の徳積みの一環として年頭に話し合って決めた「1日1回以上のごみ拾い」という目標がありますが、妻はともかく、私は毎日実践できていると胸を張って言えないのが正直なところです。
先日、外出先で2歳になる長女が、「見て!」と言って、ガムの包み紙を手渡してくれました。どうやら、道端に落ちていたごみを自ら拾ってくれたようです。わが子に先を越されないように、日々のひのきしんの実践を積み重ねていきたいと思います。
(榊)