天理時報オンライン

おさづけを取り次がない日をゼロに


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堀田三千夫(大名分教会長・50歳・名古屋市天白区)

教祖百四十年祭の年祭活動の方針について、甲賀大教会長は「結果を出すのが年祭活動でなく、いまは種をまく時期。結果はゼロであっても、やらない日がゼロになるよう、どんな小さなことでも毎日やり続ける。たとえば、ハッピを着て外へ出るだけでもよい。何ができるかではなく、何が続けられるか。今度の年祭は、ある意味、ゼロを目指している年祭です」とおっしゃった。

この方針を受けて、私どもの教会では「おさづけの理を取り次がない日をゼロにしよう」という心定めをした。教会につながるよふぼくが、三年千日の間、いつもどこかでおさづけを取り次いでいる。そんな雰囲気づくりを志向することによって、もし私がおさづけを取り次げないときがあっても、よふぼくの誰かがきっと取り次いでくれている、との安心感のなか、日々を過ごすことができている。

そして、よふぼくには、自分が取り次ぐだけでなく、自分が身上になった場合、進んで家族におさづけの取り次ぎを依頼してほしいとお願いしている。これは、取り次ぎの機会が少ないよふぼくに積極的におたすけに関わってもらい、家族の中からたすけの輪が広がってほしいという思いからである。

こうして心を定めると、不思議にも、あちこちで病気やけがのおたすけ先があらわれてきた。生傷の絶えない息子や、気管支の弱い娘には、夕づとめ後のおさづけ取り次ぎが日課のようになった。また、春先に教会役員が大きな身上のお手入れを頂いたが、おさづけによって、ありがたく治めていただいた。

一番印象的だったのは、前会長へのおたすけだ。今夏、猛暑の疲れもあり、狭心症を発症。あわや救急搬送かと思われたが、神様にもたれておさづけを取り次ぎ、御供を口に含ませると、「スーッと心臓の痛みが治まった」と前会長が後で話したように、鮮やかなご守護を頂いた。

先の方針発表で、大教会長は「この3年間はしっかり種まきをやる。小さなことでも毎日、皆さんの持ち場・立場においてなさってください。そして、立教189年1月27日以後も続けていってほしい」と続けられた。

本年、私どもの教会は創立100周年を迎えた。カウンターがゼロになった節目でもあると思う。

「おさづけの理を取り次がない日をゼロにしよう」のスローガンの下、ゼロにこだわり、種まきを進めていきたい。