おやのことば・おやのこころ(2022年6月22日号)
四ッ よのなか
「みかぐらうた」一下り目
五ッ りをふく
六ッ むしやうにでけまわす
知り合いの農家から借りている畑で、野菜作りを始めて丸3年になります。20坪足らずの畑に何本も畝を立て、季節ごとに旬の野菜を育てています。
春から夏へと季節が移り変わるこの時期は多忙を極めます。冬野菜の収穫が終わって畝を崩して土を作り直し、新たな畝を立てて、いろいろな夏野菜の苗を植えつけます。同時に、昨秋に植えつけたタマネギ、早春に植えつけたジャガイモを、入梅の前に収穫しなければなりません。
素人ながら経験を積むに従い、収穫する野菜の出来具合が向上していると実感します。今年は、特にタマネギとジャガイモが豊作でした。どちらの野菜も市場では価格が高騰していますが、わが家では、お店で売られているものと比べ、ひと回りもふた回りも大きなものが大量に獲れました。早速、自教会の月次祭の神饌物としてお供えするとともに、ご近所にもお裾分けしたところ大変喜ばれました。
収穫作業をしながらあらためて気づいたことは、必要な養分を含んだ土を作り、旬を逃さずに種まき・植えつけを行い、除草や適度の水やりをするなど、私たちのわずかな努力にもかかわらず、豊かな実りを与えてくださる親神様の火水風のお働きの偉大さ、素晴らしさです。その親心にお応えするには、勇み心で日々おつとめを勤め、いまできるおたすけの実践に努めなければとの思いを、新たにしているところです。
先週末に植えつけた鳴門金時の苗が早くも根づいたようです。秋の収穫がいまから楽しみです。
(足立)