教祖140年祭活動の旬におたすけへの意識高めて – ようぼく講習会
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新テーマ「おさづけは有難い」
教養室(松村義司室長)は5月19日、「ようぼく講習会」の新テーマ「おさづけは有難い」をおやさとやかた東左第4棟および第5棟で実施、53人が受講した。昨年スタートした同講習会は、ようぼくがそれぞれの立場で、陽気ぐらし世界実現に向かって使命を果たすことができるよう、親里ぢばにおいて、をやの思召を学びながら、自らの役割を再確認し、今後の日常生活に生かそうとするもの。受講者はプログラムを通じて、おさづけの理の尊さと有り難さを心に治めるとともに、教祖140年祭活動の旬に、心新たにおたすけへ向かう意識を高めた。
「ようぼく講習会」は2023年6月、「教祖」をテーマに初開催。7月には「親神様の御守護と教えの実践」をテーマに実施して以降、両テーマを交互に開いてきた。
こうしたなか、教祖140年祭活動の旬に、教祖の親心を感じ、おたすけへ向かう意識を高める場として、おさづけについてあらためて学ぶプログラムを設けた。
当日は開講式の後、加藤元一郎・仙臺大教会長による講義「おさづけは有難い」が行われた。
加藤会長は、「おさしづ」などを引いたうえで「おさづけの有り難さを味わうためには、実際に取り次ぐことが大切」と指摘。日ごろから教祖のたすけ一条の親心におすがりすることで、いざというときにおさづけを取り次ぐ一歩が踏み出せると話した。
また、私たちようぼくにできることは「教祖、この人をたすけてください」とお願いすることであり、教祖は、ようぼくがおたすけへの一歩を踏み出せるようになることをお待ちくだされていると思うとして、「病む人を目の前にしたとき、この道は真にたすかる道だということを伝えながら、おさづけを取り次がせていただき、親神様・教祖にお喜びいただきたい」と語った。
親心に応える道へ
続いて、深谷德重・中野大教会長による講話「おさづけで味わうおたすけの喜び」が行われた。
深谷会長は「教祖存命の理を一番実感できるのは、おさづけの取り次ぎだと思う」と強調。おたすけの現場で自身がおさづけを取り次いだときの経験や、自身が取り次いでもらった際のエピソードを紹介したうえで、「教祖のようぼくなのだから、どんなに些細な身上にでも、おさづけを取り次がせていただくのが、われわれの一番の務め」と述べた。
そのうえで、教祖はご存命でお働きくださり、いまも陽気ぐらしに向かって先頭を切って進んでくださっているとして、「おさづけを精いっぱい取り次ぐことが、教祖年祭の旬に教祖の親心に応える道だと強く思う」と語った。
この後、グループタイム「おさづけを取り次ぐようぼくを目指して」が持たれ、受講者はプログラムを通じて感じたおさづけの有り難さについて発表し合った。
受講者の一人、黒澤竜太さん(41歳・福花分教会教人・大阪市)は信仰初代。日常生活に支障が出るほどの強い不安や恐怖を感じる「不安障害」を発症し、投薬治療を続けるなか、6年前、教友の母親に命の危険が迫った際、泊まり込みでおさづけの取り次ぎや療養のサポートに努めたところ、その間の10日ほど薬を飲まなくても症状が治まった経験があるという。
今回は、おさづけについてあらためて学びたいと受講。「自ら教えを求めて受講された人たちばかりで、とても刺激を受けた。おぢばで教えていただくことを一つでも多く持ち帰り、これからもおたすけの実践に励みたい」と話す。
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同講習会では今後、新たに1泊2日コースプログラムとして「教えに基づく生き方――ふしの受け止め方とたすかる信念」(7月6、7日、11月9、10日)「教えに基づく生き方――はたらく」(9月15、16日)の二つのテーマを実施する。
「ようぼく講習会」の詳細、申し込みは下記URLから。
https://www.tenrikyo.or.jp/yoboku-kosyukai/
「ようぼく講習会」の様子をご覧いただけます。