天理市制70周年 “音楽”でお祝い – 天理中学校吹奏楽部が協力出演
2024・6/12号を見る
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天理市制70周年を記念した音楽イベント「CoFuFun FES.2024」が5月25、26の両日、天理駅前広場コフフンで開催された。
このイベントは、「胸にグッとくる音楽ライブを天理で」をコンセプトに、天理市と市PR大使でサックス・クラリネット奏者の辻本美博氏が共同主催した野外音楽フェス。“音楽の力”で天理市を盛り上げようと、2019年に始まった。
3回目の開催となった今年は、天理市誕生から70周年(コラム参照)の節目に当たるため、「未来へ繋ぐ市制70周年。音楽で天理を元気にする2日間!」をテーマに行われ、プロのミュージシャンや市内中学の吹奏楽部などが演奏したほか、キッチンカーも多数出店。市の内外から多くの来場者があった。
26日の「未来ステージvol.2」では、天理中学校吹奏楽部が出演。青空のもと、コフフン野外ステージで『勇気100%』(馬飼野康二作曲)など2曲を披露したほか、辻本氏とも共演。聴衆から大きな拍手を受けた。
この後、辻本氏と天理中吹奏楽部による市歌演奏に続いて、市制70周年記念式典が執り行われ、並河健・天理市長があいさつに立った。
並河市長は「小学生、中学生の皆さんが社会へ出たとき、ふるさと天理を誇れるように、この70周年を超えて80年、90年、100年と、さらに発展を遂げていけるように、精いっぱい精進していく」と話した。
コラム – 天理市の歩み
昭和28年に施行された「町村合併促進法」により、翌29年、当時の丹波市町と朝和村、柳本町、櫟本町、二階堂村、福住村の6カ町村が合併することになった。合併協議の際、かねて丹波市町の発展に本教が貢献してきたことから、本教に対し、「天理」の名称採用の打診がなされた。
市発足を記念する天理市庁開庁式において、中山正善・二代真柱様は「私は、この親里に、人類の幸福のモデルを造り度いと思って居るのであります」と話された。
以後、本教と同市は連携して“喜びあふれる街づくり”を推進してきた。
現在、宗教名を冠する国内唯一の宗教都市である同市は、日本最古の街道とされる山の辺の道や、石上神宮などの歴史・文化遺産、さらにスポーツや音楽など有形無形の資産を数多く有することで知られる。