同僚に劣等感。自分の性格に嫌気が差す – 人生相談
Q. 仕事ができるうえ、誰からも好かれる同僚に、内心、劣等感を抱いています。彼とはプライベートで遊ぶほど仲が良いのですが、自分と比較すると、苛立ちを抑えきれないことがあります。こんな自分の性格に嫌気が差しています。(20代男性)
A. この相談文を読んだ多くの人が「自分もそんな気持ちになった経験があるなあ」と共感されていると思います。私も同じです。あなたの悩みが分かる皆さんと共に考えてみましょう。
相談文にある「自分の性格に嫌気が差す」「苛立ちを抑えきれない」という言葉から、自分の気持ちをどうコントロールしていけばよいかが回答になるかと思います。
神様は、私たち人間に心の自由をお許しくださいました。自由に使える心で陽気ぐらしができればよいのですが、なかなかうまくいきません。
いまのあなたの心も、友人の良いところを評価できるのに、自分は劣等感に苛まれています。確かに社交的な人といると楽しいのですが、少し内向的な人の物静かな態度に惹かれる人もいます。ものの見方を変えると、新しい気づきがありますね。
いま、あなたの苛立つ心を治めるのは自らの心でしかありません。教祖は、心の癖の直し方を「八つのほこり」に説き分けて教えてくださいました。「をしい、ほしい、にくい、かわい、うらみ、はらだち、よく、こうまん」。心のほこりは、神様の教えを箒として、おつとめやひのきしんをすることで払うことができます。気がつけば、友達も自分も大切に思える明るい心が湧いてきているでしょう。
回答者:吉福多恵子(濃飛分教会前会長夫人)