栢下豊子(81歳・京都市)
昨年11月、所属教会の団参に家族で参加した際、4人の孫のうち最年少の18歳の孫が初席を運びました。
そのとき、孫の代まで信仰が伝わっていることがうれしくて、出直した夫の姿がまぶたに浮かびました。
夫の家系は代々、父親が短命で、孫の顔を見ることなく出直しています。そんな中も、信仰の代を重ねるうちに、夫の代で孫の顔を見ることができたのです。
夫は初孫が生まれたとき、「この喜びを孫の代まで伝え、3世代揃って信仰させていただく」と決意し、縦の伝道により力を入れるようになりました。
以後、夫は所属教会の月次祭に孫を連れて一緒に参拝したり、おぢば帰りをしたりするなど、孫たちが身近に教えを感じることができるよう精いっぱい努めました。
夫は6年前に74歳で出直しました。その後、孫たちは皆、17歳を過ぎると別席を運ぶように。亡き夫の思いがしっかりと伝わり、自ら信仰を求めようとする孫たちの姿を、とても頼もしく感じています。
また、孫たちは大学や仕事が休みのときは、所属教会の月次祭や、わが家の講社祭に参拝してくれます。家族ぐるみで信仰できることに、いま喜びいっぱいの毎日を過ごしています。
これからも、亡き夫の縦の伝道の思いを受け継いでいきたいと気持ちを新たにしています。