在りし日の面影を偲び – 三代真柱 中山善衞様十年祭
2024・7/3号を見る
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三代真柱 中山善衞様の十年祭が6月24日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿、本部祖霊殿で厳かに執り行われた。
同日午前10時前、大亮様は、つとめ人衆と共に本部詰所をご進発。教祖殿、祖霊殿で参拝後、「神殿の儀」に臨まれた。
神殿上段へ進まれた大亮様は、祭文で「今日のこの日は、三代真柱様のお出直しより十年の命日になりますので、十年祭を執り行わせていただきます。つきましては、祖霊殿の儀に先立ち、御前に事の由を申し上げ、ただいまからつとめ人衆一同、心をそろえて、てをどりを勤めさせていただきます」と奏上された。
続いて、「よろづよ八首」と十二下りのてをどりが勤められた。
梅雨の中休みとなったこの日。殿内はもとより、本部中庭に設けられたテントでも、各地から参集した教会長らが心一つに「みかぐらうた」を唱和した。
この後、おつとめ衣から教服へと着替えられた大亮様は、祖霊殿で祭文奏上。その中で「霊様には、真柱の理を承け継がれては、常に全教の先頭にお立ちくださり、道の芯として、暖かきお心で人々をお導きくださるとともに、御教えの理の栄えに真実の限りお尽くしくださいました。なかでも教会内容充実に強く思いを致され、部内先々の教会にも足しげく運ばれて、所々の名称が陽気に立ち栄えいくよう心を尽くされました。また、若きころより青年会長にご就任くだされ、少年会発足後は重ねて少年会長をも受けもたれ、道の後継者の育成に真心込めてお取り組みくださいました。さらに、東西礼拝場ふしんを手掛けられ、おやさとやかた建築など、お屋敷整備を着々とお進めくださいました。学術、文化、スポーツなどにも心を配られ、道の内外を問わず多くの人々との交流をもって若者たちをお育てくださいました。真柱の理を譲られてのちも、内儀掛主任として教祖のお仕えにお心をお砕きくだされ、さらには別席の取り次ぎ、巡教など、教会、ようぼくの修理丹精に生の涯りおつとめくださいました」と、そのご遺徳を讃えられた。
そのうえで「ただいま、親神様に事の由を申し上げて、滞りなくてをどりを勤めさせていただきましたので、やしき内の者をはじめ、帰り集いました教会長、ようぼく一同と共に、在りし日の面影をお偲び申し、ご遺徳を讃えて、ご高恩を厚く御礼申し上げます。何卒、霊様には、真心よりお仕えする状をお受け取りいただき、今もこれからも道の行く手を御心放たずお見守りくださり、一つ心に世界たすけの御用をつとめさせていただけますよう、お導きのほどを」と願われた。
祭員礼拝後、真柱様がご参拝。続いて親族、来賓代表、教会本部代表、教会長代表、参列者代表らが参拝した。
祭員らが退場したのち、宮森与一郎内統領が、一般参拝者にお礼のあいさつを述べた。その中で宮森内統領は、教祖140年祭に向けて三年千日の歩みを進めるこのときに、もう一度、前真柱様からお教えいただいた教えを胸に思い起こし、いまの真柱様にしっかりと心を添えて、年祭活動を確実にしっかりと進めさせていただきたいと話した。