薄曇りの空のもと – 立教187年6月月次祭
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教会本部の6月月次祭は26日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われた。
大亮様は祭文の中で、限りなく深い親心と尽きせぬご守護のまにまに、幾重の道すがらも成人の歩み恙なくお連れ通りくださる親神様のご慈愛に御礼申し上げたうえで、「私どもをはじめ教会長、ようぼく一同は、三年千日後半をこれまでの歩みに拍車を掛け、それぞれの持ち場立場の自覚のもと、一手一つにたすけ一条の御用をひながた通り真剣に実践し、成人の足取りを進め、教祖の親心にお応えさせていただく決心でございます」と奏上された。
この後、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。
空一面が薄い雲に覆われたこの日の親里。時折、雲間から日が差し込むなか、参拝者は心一つに「みかぐらうた」を唱和した。
おつとめの後、髙井久太郎本部員が神殿講話に立った。
髙井本部員は講話の中で、「伝える」ことの大切さについて話を進めた。
その中で、たとえ一個の物でも、その由来を知らなければ、大切と見るその定義に違いが生じるとして、「毎日手に取る『おふでさき』も、願い出て頂戴する『証拠守り』も、その奥に流れるをやの御心が正しく伝わっていることが重要」と指摘。この道は代を重ねてたすけていただける道であり、「親から子、子から孫へと御教えを伝えるという行為で、そのバトンが引き渡される」として、それは「受け継いだ以上、自ずと受け渡す義務がある」という自覚の大きさで決まると話した。
そのうえで、教祖140年祭活動が折り返しを迎えたことにふれ、教祖年祭は教祖が望まれることを行動に示す旬であると強調。全教が足並みを揃えるために「諭達第四号」が発布されているとして、「一言一句に心を向け、互いの心を振り返って太い芯を据え直し、力強く拍車を掛けて進ませていただこう」と呼びかけた。