天理高校生インターハイへ
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7月末から8月末にかけて、北部九州を中心に「全国高校総合体育大会(インターハイ)」が開かれる。天理高校の各クラブは団体・個人で県予選を勝ち抜き、インターハイ出場を決めている。ここでは、予選を勝ち抜いた注目の2クラブを紹介する。
攻撃的スタイルでチャレンジ
バスケットボール部男子
バスケットボール部男子は奈良県予選で優勝し、5年ぶり4回目のインターハイ出場を決めた。
「競争心」をモットーに掲げる同部。レギュラー全員が3ポイントシュートを狙っていく攻撃的なスタイルが持ち味で、三好翔喜選手(3年)と竹村亮祐選手(同)が中心選手だ。
県予選決勝リーグ最終戦は、奈良育英高校と対戦(写真)。序盤はリードを許したが、第4クオーターに連続得点を挙げて逆転。59-51で勝利し、インターハイ出場を決めた。
岡田空キャプテン(同)は「全国で最も身長が低いチームだが、チャレンジャー精神で頑張りたい。支えてくださる人たちに、結果でお応えすることができたら」と話す。
なおバスケットボール部男子競技は、8月3日から福岡市の照葉積水ハウスアリーナなどで行われる。
“守りのチーム”で8強めざす
バレーボール部男子
県予選で優勝したバレーボール部男子は、2年ぶり10回目となるインターハイへの出場権を手にした。
平均身長が低いことから、守備練習に時間を割いてきた”守りのチーム”。攻撃面では、山下蒼空キャプテン(3年)がチームを引っ張る。また、関扶駈選手(同)のクイックも武器の一つだ。山下貴弘監督(48歳)は「彼の打数をどれだけ増やせるかが勝敗の鍵」と話す。
決勝リーグ最終戦は、添上高校と対戦。1-1で迎えた最終セット、先にマッチポイントを迎えたが、相手チームも粘りを見せ、デュースに。最後は相手のアタックをブロックして28-26で勝利した。
山下キャプテンは「全国ベスト8以上を目標に、総合的に守備の強化を図っていく。全国の大舞台でベストパフォーマンスを発揮したい」と意気込む。
なお、バレーボール部男子競技は7月31日から大分県中津市のダイハツ九州アリーナなどで行われる。
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このほか、柔道部男女、ホッケー部男女、卓球部女子、ソフトボール部が団体または個人の部でインターハイに出場する。