海外の若者たち おぢばで求道の夏 – おやさと練成会
2024・8/7号を見る
【AI音声対象記事】
スタンダードプランで視聴できます。
海外の道の若者たちが、おぢばに帰り集い、教理勉強やにをいがけ研修に励む「おやさと練成会」(海外部主催)が2024年7月16日から22日にかけて実施された。海外の教会や布教所などにつながる高校生・大学生層を対象とする同練成会。1984年のスタートから40年の節目を迎えた今年は英語、ポルトガル語、中国語の3言語・コースが開講され、アメリカ、カナダ、ブラジル、台湾、香港の5カ国・地域から計53人が受講した。
期間中、受講生たちは教理を学ぶとともに、「史跡見学」「境内地ひのきしん」「にをいがけ研修」などのプログラムに取り組んだ。
教理を学ぶプログラムでは、テーマ別のワークショップを通じて、受講生が談じ合いを重ね、教えについての理解を深めた。
また「史跡見学」では、教祖誕生殿や記念建物、豊田山墓地などを訪れた。
さらに、20日には「境内地ひのきしん」を実施。英語と中国語の両コースは回廊拭き、ポルトガル語コースは北礼拝場と教祖殿の濡れ縁下の清掃に勤しんだ。
このほか、期間の中盤には「にをいがけ研修」が行われた。中国語コースは、奈良市の梅谷大教会から近鉄奈良駅まで神名流し。一方、英語コースは、外国人観光客でにぎわう奈良公園周辺でリーフレット配りに取り組んだ。
中国語コースの受講生の一人、信仰初代の黄音慈(ファンインツー)さん(21歳・京心分教会所属・台湾)は「初めは人前で声を出すのが恥ずかしかったが、大きな声で『よろづよ八首』を奉唱する仲間の姿に勇気をもらった」と話した。
22日の閉講式では、松田理治・海外部長から受講生に修了証が授与された。
ポルトガル語コースを受講した山本フェリッピ・マコトさん(21歳・パウリスタ教会所属・ブラジル)は「支えてくれた周りの人のおかげで受講することができた。おぢばでの生活を通じて、親神様・教祖のご守護の尊さを実感した。帰国後も感謝の心を忘れず、親神様・教祖のお導きのまま、この道を通らせてもらいたい」と笑顔で語った。
◇
なお、韓国語コースは、8月2日から8日にかけて開講される予定。
(7月31日記)
「おやさと練成会」の様子を視聴できます。