鹿児島が新たな教区会場に – 天理教基礎講座
鹿児島教区(塚田光範教区長)は7月17日、「天理教基礎講座」を鹿児島市の教務支庁で開催した。
“天理教紹介コース”として、お道の教えを知らない人や入信して間もない人向けに活用されている基礎講座。平成15年に初めて親里で開講した後、北海道を皮切りに、東京、福岡、新潟、福島、長崎の各教区でも、それぞれ開かれるようになった。
鹿児島教区は、これまでに計4回、本部から講師を招いて同講座を実施。3年前の初開催に向けては、九州で初めて同講座を開いた福岡教区のサポートのもと、事前に外部講師によるマナー講習が行われ、あいさつの仕方や接客の心得を学ぶなどして研鑽を図った。
おぢばをより身近に
同教区会場は、今年4月1日付で正式な教区会場として認定された。今回は、先ごろ本部講師に任ぜられた同教区の柳良一さん(51歳・南鎮分教会長)が講座を担当。「親里での研修を通して試行錯誤を重ねるなか、未信仰の人にも分かりやすい言葉づかいや話し方を学んできた。参加してくださった方に、少しでもお道の教えの素晴らしさを伝えられれば」と抱負を語る。
当日は、新型コロナウイルス感染拡大防止のうえから、人数制限を実施。事前予約した10人が来場した。
午後1時30分、講座がスタート。教えの概要などをまとめたビデオを上映した後、柳講師が自らの体験を通して実感した信仰の喜びを語った。
受講者の一人、久保佳祐さん(37歳・日置市)は今回、知人に誘われて会場へ。「講師の説明が分かりやすく、天理教は考え方ひとつで前向きになれる教えだと感じた」と感想を述べた。
塚田教区長(63歳・伊集院分教会長)は「遠方の地域にとって基礎講座は、おぢばをより身近に感じることができる絶好の機会だと思う。これからは若人の集いなどの行事の一環としても、積極的に活用していきたい」と今後の展望を語った。
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なお、鹿児島教区会場は11月20日にも開催予定。
鹿児島教区会場の基礎講座の様子を視聴できる