親里の高校生 夏の大舞台へ
7月下旬から8月下旬にかけて「全国高校総合体育大会」(インターハイ)と「全国高校定時制通信制体育大会」が各地で開催される。ここでは、夏の大舞台に挑戦する管内高校のクラブを紹介する。(7月20日記)
全国高校総合体育大会
7月23日から8月23日にかけて四国4県を中心に開催されるインターハイ。今年は、天理高校柔道部男子、同部女子、バレーボール部男子、ホッケー部男子、同部女子、卓球部男子、天理教校学園高校レスリング部の5クラブが個人・団体の部に出場する。
昨年の団体戦で3位入賞した天理高柔道部男子。全国優勝を目指して稽古を続けるなか、県予選では、団体戦、個人戦の全7階級を制した。
星尾和希主将(3年)は「日々の練習では、体格の大きな全国の強豪に負けないよう、基本の徹底を意識してきた。昨年の悔しさを糧に、チーム一丸となって全国制覇を成し遂げたい」と語る。
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8年ぶりとなる団体戦の出場を決めた教校学園高レスリング部。個人戦にも2選手が出場する。
黑岩香具楽主将(同)は「一日一日の練習を大切にして、出場するからには優勝を目指したい」と抱負を述べた。
全国高校定時制通信制体育大会
働きながら学ぶ高校生のスポーツの祭典「全国高校定時制通信制体育大会」は、7月26日から8月19日にかけて東京都を中心に開催される。今大会には、天理高校第2部から8クラブが出場する。
男女合わせて12種目に出場する陸上部は、「上位入賞」を目標に掲げ、練習時間の短い平日は走り込みやインターバル走を中心に、休日にはリレーや「走幅跳」「砲丸投」など各専門種目のトレーニングを積んできた。
藤原陽世主将(4年)は「個人種目の出場が多いので、仲間同士でも競い合い、元気に楽しくプレーすることを心がけたい」と語った。
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昨年、連覇記録を「14」に伸ばした野球部。新チーム発足当初から、丹念に基礎練習を重ねている。さらに“守り勝つ”戦いができるよう守備力も鍛えてきた。
有本義人主将(同)は「誰が見ても日本一にふさわしいと思ってもらえるようなプレーを心がけ、連覇記録を伸ばしたい。応援してくださる人に喜んでもらえるような試合ができたら」と話している。