ひながたにこもる親心を思案し教えを実行する努力を重ねよう – ハワイ伝道庁創立70周年記念祭
2024・10/23号を見る
【AI音声対象記事】
スタンダードプランで視聴できます。
ハワイ伝道庁(小原仁郎庁長・ホノルル市)は9月29日、中山大亮様、真柱奥様を迎え、創立70周年記念祭を執行。当日は伝道庁のあるオアフ島はもとより、ハワイ・マウイの各島やアメリカ本土などから約390人が参集した。
ハワイ伝道庁では、記念祭に向けて「親神様・教祖と心ひとつに」をスローガンに掲げた。また、「日々教えを学び、陽気ぐらしを実践しよう」「日々月々のおつとめを真剣につとめよう」「日々をたすけ一条に通ろう」の三つの実践目標のもと、婦人会・青年会・少年会の三会が、それぞれ日を定めてひのきしんに励むなどの取り組みを続けてきた。
陽気ぐらしの手本示し 布教活動の拠点となる
当日は、曇り空から時折、日光が差し込むなか、伝道庁のあるオアフ島はもとより、ハワイ・マウイの各島やアメリカ本土などから約390人が参集した。
祭典では、小原庁長が日本語で祭文奏上。続いて、真柱様のメッセージを、大亮様が代読された。メッセージでは、初めに伝道庁設立の経緯を振り返ったうえで、伝道庁が担うべき二つの役目について話を進められた。
まず、伝道庁はぢばから名称の理を許された土地所の教会と同じ意味合いがあるとして、「ハワイの地で陽気ぐらしを身につける一つの道場となって、陽気ぐらしの手本を示し、布教活動の拠点となることがその務めである」と話された。
次に、伝道庁は「管内に修理肥を施す芯」であり、ぢばの理を素直に受け、誤りなく伝えることを任されていると指摘。管内のようぼく・信者の心の成人をどのように進めていくか、教会や布教所が活気づくにはどうしたらいいかを考え、現状を踏まえて、じっくり丹精し続けることも大切だとして、「管内の人たちが、それぞれの成人の道を心勇んで通ってくれるように心を配ることが肝要」と述べられた。
この後、教祖140年祭へ向かう三年千日の道のりもすでに半分が過ぎたことを踏まえ、教祖年祭を勤める意義について、あらためて諭された。
そのうえで、「おさしづ」をもとに、私たちの成人はひながたをたどってこそ叶えられると強調。日ごろから、ひながたにこもる親心を思案する機会を増やし、思召にふさわしい心が使えるように、教えを実行する努力を重ねることが、教祖の年祭に向かう三年千日の道の通り方であると示された。
最後に「この節目から、ハワイ伝道のうえにさらに新しい芽が吹き、伸びゆくご守護を頂くことができるよう、活発に活動を繰り広げて、今日の日を意義づけていただきたい」として、お互い心を寄せ合い、力を合わせて一手一つとなり、ハワイの道のために真実を伏せ込まれた幾多の先人の心を受け継いで、これからも勇んでこの道の歩みを進めるよう促された。
続いて、心をそろえておつとめを勤めた。
おつとめの後、あいさつに立った小原庁長は、現在が三年千日の道半ばに当たるとして、「ご存命でお働きくださる教祖にお応えさせていただける、またとないこの旬に、おたすけにつながる心づかいに一層力を入れて通らせていただけば、親神様は力を入れた分のご守護を必ずお見せくださる。今日という日を、陽気ぐらしへの世の立て替えという大きな目標に向かう門出の一歩として、皆さまと共に踏みださせていただきたい」と決意を述べた。
祭典終了後は敷地内の特設スペースでレセプションが催され、ハワイ婦人会をはじめとする各地の教友による出し物や、少年会ハワイ団アロハバンドによる演奏が披露された。