地域の教友とのつながり強め 三年千日活動に弾みをつけて -「ようぼく一斉活動日」参加者の声
2024・11/13号を見る
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3回目の「ようぼく一斉活動日」が3、4の両日、国内外で実施された。教祖140年祭へ向かう三年千日のさなか、各地のようぼく・信者たちは、「一斉活動日」をはじめ「全教一斉ひのきしんデー」や同「にをいがけデー」に参加し、地域の教友とのつながりを強める中で、どんな気づきや勇みを得ているのか――。3回目の「一斉活動日」の参加者に話を聞いた。
おつとめの尊さを感じて
太田江利子さん
54歳・素道分教会ようぼく・滋賀県守山市
「ようぼく一斉活動日」では、1回目からおつとめについて学んできました。おてふりや鳴物の技術だけでなく、おつとめに臨む際の心の置きどころを教わり、新たな発見が毎回あります。今回も、おつとめの尊さをあらためて実感するとともに、毎日のおつとめを通じて人さまのたすかりを願わせてもらおうと心を新たにしました。
一方、職場では人間関係に悩んでおり、心が晴れないことも少なくありません。そうしたなか、支部の人たちと心を合わせておつとめを勤めたことで勇み心が湧きました。「一斉活動日」への参加が、私自身を見つめ直し、心を澄ます大切な時間になっています。
これからも「人をたすける心」を胸に、年祭に向けて一人でも多くの人が陽気になれるよう、おつとめに心を込めていきます。
生活の中で教えの実践を
唐田克郎さん
54歳・豐山分教会教人・広島県三原市
普段、市内の学校で特別支援介助員として勤めるなか、教室内でいざこざが起こることも少なくない。そんなときは、子供たちに教えのエッセンスを伝えるよう意識している。
その一方で、私自身が日常生活で教えを十分に意識できていないと反省もする。腹を立ててはハッと気づき、親神様に心づかいをお詫びする。その繰り返しだ。
「一斉活動日」は、そんな私にとって、教えをもとに日々の行動を振り返る貴重な機会になっている。毎回、支部の教友との交流を通じて元気をもらい、明日へ向かう活力にしている。
今後も「一斉活動日」や支部活動への参加を継続し、生活の中で教えの実践を意識して、親神様の思召に思いを馳せながら通りたい。
にをいがけ10万軒めざし
島川正治さん
55歳・狛華分教会ようぼく・京都府精華町
23歳のとき精神疾患を患い、苦しい日々を過ごすなか、所属教会の会長さんににをいを掛けられ、導かれるまま修養科を志願。親里で過ごすうちに、少しずつ症状が治まるというご守護を頂いた。いまでは、共同作業所で働くことができるまでに回復し、感謝の思いを胸に毎日おつとめを勤めている。
また、教祖140年祭に向けては、会長さんと共に10万軒のにをいがけを目標に定め、ポスティングを続けている。一軒一軒「どうかたすかってください」と心を込めて、リーフレットを投函する。にをいがけを通じて、少しでもご恩報じができればと思っている。
「一斉活動日」の会場では、地域の教友の皆さんと顔を合わせ、励まし合うことができる。とても有意義な時間なので、毎回欠かさず参加している。今日の勇みを糧に、残り1年余りの三年千日の期間、目標のにをいがけ10万軒に向けて、さらに励みたい。
苦しみに寄り添えるよう
堀 美江さん
63歳・陽晃分教会晃栄理布教所長夫人・大阪府阪南市
布教所の年祭活動の一環として、毎週おぢばへ帰り、「おやさとひのきしん」を続けています。そんななか今年1月、左膝に激痛が。診断の結果は「半月板損傷」。医師は手術を勧めました。
この節に込められた親神様の思召を思案する中で、「おたすけ先の人たちの身上の苦しみを、本当の意味で分かっていなかったのでは」との考えが浮かび、すぐに親神様にお詫びをしました。そして「これまで以上に真剣におたすけをさせていただこう」と気持ちを新たにしました。すると、翌週には手術の必要がないと分かり、翌月には足の痛みも治まったのです。何不自由なく体を使わせていただけることに、あらためて感謝の思いが込み上げました。
「一斉活動日」では、参加者の受け入れのひのきしんに取り組みました。「かしもの・かりもの」への感謝を胸に、人さまの苦しみに寄り添えるよう、成人の歩みを進めたいと思います。
態度や行動で信仰を伝え
山本実歩さん
27歳・本街分教会ようぼく・京都府木津川市
2年前、未信仰の夫と結婚して当地へ。近くに教友がいないため、支部活動に参加することはありませんでした。日常生活で教えにふれる機会も少なかったため、思いきって「一斉活動日」に初めて参加しました。
会場では、地域の教友とグループワークに取り組みました。緊張しましたが、教友の話に耳を傾けるうちに、「私にもできる信仰実践があるのでは」と考え、夫のことが脳裏に浮かびました。
夫は満席まで別席を運んでいますが、お道の教えをよく理解できていないことを気にしており、おさづけの理拝戴を願い出るには至っていません。
今回の参加をきっかけに、言葉だけでなく普段の態度や行動を通じて、夫に信仰を伝えていく大切さを、あらためて感じました。年祭当日を迎えるまでに、夫にようぼくの仲間入りをしてもらえるよう、夫婦そろって教えの理解を深めたいと思います。
勇み心を原動力に3年目へ
北野耕作さん
45歳・名加草分教会名加徳布教所長後継者・大阪府阪南市
三年千日がスタートした当初、正直なところ、特に「これをしよう」という考えはなかった。しかし、青年会時代の仲間から布教活動やひのきしんに誘われる機会が増え、少しずつ参加するようになった。
そんな日が続くと自然と心が勇んでくる。やがて布教活動にも積極的に参加するようになった。
前回の「一斉活動日」では、選択式プログラムの中から「神名流し」を選び、支部の教友と実動した。また10月には、おやさとふしん青年会ひのきしん隊に入り、若い会員らと共に、おぢばへの伏せ込みの汗を流した。休憩時間には、市内での神名流しと天理駅前での路傍講演にも取り組み、勇み心を胸に地元に戻った。
今回の「一斉活動日」では、支部の教友とひのきしんに励んだ。道の仲間たちとの布教活動や、ひのきしんを通じて培った勇み心を原動力に、三年千日の3年目は、にをいがけに注力したい。
おたすけへの意識を高めて
和泉千恵さん
77歳・金澤分教会ようぼく・金沢市
夫と結婚後、お道の教えに初めてふれました。その後、体調を悪くするたびに、義母がおさづけを取り次いでくれました。義母への感謝の思いから、私も人のたすかりを願いたいと思うようになりました。
いまではようぼくの仲間入りを果たし、時間を見つけて所属教会でひのきしんに勤しむとともに、身上を抱える近隣住民におさづけを取り次いでいます。
「一斉活動日」は、普段会うことが少ない地域の教友と顔を合わせ、お道の教えについて語る貴重なひと時になっています。
今回は、おさづけの理について話を聞きました。どんな身上であっても、親神様に真剣にたすけを願うことでご守護いただけるということに、あらためて感激し、おたすけへの意識が一層高まりました。
年祭の旬に、一人でも多くの人におさづけを取り次ぎ、子供たちにも信仰を伝えていきたいと願っています。