教祖140年祭まで残り9カ月 徳分生かして成人の歩みを – 婦人会第107回総会
2025・4/30号を見る
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婦人会第107回総会は、教祖誕生祭の翌19日、本部中庭を主会場に開催された。天理教婦人会では、「ひながたをたどり 陽気ぐらしの台となりましょう」の成人目標のもと、昨年に引き続き活動方針に「教祖140年祭に向かって 育つ努力、育てる丹精に徹しよう」、細目に「元なる思召を伝え広めよう」「老いも若きもおたすけの喜びを味わおう」を掲げている。この日の総会に向けて、婦人会では「総ての会員がおぢばへ 人を誘っておぢばへ」と呼びかける一方で、3月1日から4月30日までの2カ月間にわたって「別席強調月間」を設けている。雲一つない快晴となった当日、国の内外から約35,100人の会員が親里に参集した。
午前8時、受付開始のアナウンスが流れると、支部(直属教会)名を染め抜いた小旗を先頭に、会員たちが続々と神苑に集まってきた。
神苑の入り口付近に設けられた8カ所の受付では、そろいの帽子や腕章を身に着けた係員の明るい声が響く。プログラムのほか、記念品としてオリジナルの便箋が参加者一人ひとりに手渡された。
老いも若きも一役を担って
9時半、中山はるえ婦人会長の先導で、大亮様をはじめ来賓が入場。「よろづよ八首」奉唱、入会宣誓、田中有理委員による会務報告の後、中山婦人会長があいさつに立たれた。
中山婦人会長は、親神様の思召を聞かせていただき、教祖のひながたを目標に歩む者として、教祖年祭に向かって心の成人を進め、少しでも教祖にお喜びいただくことを目指しているいま、にをいがけ・おたすけに励むことに尽きると強調。それを実行するうえで、教理を勉強し、普段から教会につながり、日々のご守護にお礼を申し上げ、ひのきしんの実践を通して教えを身につけ、徳を積ませていただくことによって、立派なようぼくへと成人することができる、と話された。
また、会員それぞれが与えられている立場、役割はさまざまあるが、どの役割も陽気ぐらしの世界を実現するための大切な御用であるとして、「老いも若きも、一人ひとりが陽気ぐらし世界に向かう一役を担っているという喜びと誇りを持って、この素晴らしい親神様の御教えを一人でも多くの人に伝えよう」と呼びかけられた。
続いて、真柱様のメッセージを、宮森与一郎内統領が代読した。
その中で、親神様がお望みくださる陽気ぐらし世界の実現に向かって、女性としての徳分を生かして歩みを進めることが、天理教婦人会の果たすべき役割であると指摘。この道が末代かけて続いていくためには、道を通る人を育て導き、丹精し続けることが必要であるとして、「お与えいただいている徳分を十分に生かして、老若男女を問わず、これからの道を通る人の育成、丹精に努め励んでいただきたい」と諭された。
さらに、教祖140年祭まで残り9カ月となったことにふれ、この教えを信じる者として、なかでも婦人会員として、後に続く人たちの育成、丹精に、そして何よりも、にをいがけ・おたすけに励んでもらいたいとして、悔いのない気持ちで年祭の日を迎えることができるよう、精いっぱい努めることを求められた。
この後、今西たきよ・山陰支部長が「誓いのことば」を述べ、全員で『天理教婦人会会歌』を斉唱した。
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なお、式典に続いておつとめが勤められた。また、午後は記念行事として、支部ごとに「支部の集い」が持たれた。
婦人会第107回総会の様子をご覧いただけます。