ようぼく議員が“お道の勉強会”
2025・7/16号を見る
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中田表統領を講師に迎え
衆参両院のようぼく議員および別席運び中の議員が6月18日、中田善亮表統領を迎え、衆議院第二議員会館で“お道の勉強会”を持った。この勉強会は平成23年に初めて開かれたもの。昨年に続く7回目となる勉強会には、与野党の議員ら80人が集まった。
この勉強会は、国政に携わる議員たちが、お道の教えを一層心に治めるとともに、日々の実践や活動のうえに生かそうというもの。14年前、帰参した議員が「天理教の教えや活動について、もっと知りたい」と申し入れたことから始まった。
当日は、勉強会の世話役を務める議員二人があいさつした後、中田表統領が登壇した。
何ごとも人をたすける心で
中田表統領はまず、来年教祖140年祭が執行されることにふれたうえで、教祖年祭の意義と教祖存命の理について話を進めた。
その中で、教祖のご期待と親心に応えられるよう、年祭直前の3年を仕切り、強調して、ひながたの道をたどり、少しでも成人した姿をご覧いただこうと申し合わせ、たすけ一条を実践している現在であると指摘。教祖がご存命でお働きくだされていることが、天理教の信仰やたすけ一条の原動力だと話した。
続いて、教祖が貧のどん底に落ち切られたひながたを踏まえ、執着心や欲を取り除くところに、普段は見逃している親神様のお恵みに気づき、心が晴れて明るくなり、喜びが湧き上がってくるとして、ご守護への感謝を持つことが陽気ぐらしの根底となる心の在り方であると語った。
この後、「ふしから芽が出る」とのお言葉に言及。人生において現れる節は親神様が与えられる機会であるとして、自らの心を振り返り、節の奥にある親神様の親心を悟ろうと心を奮い立たせ、思召にお応えしようとする努力の先に、苦難の中から芽を出すお導きがあると述べた。
また、「人救けたら我が身救かる」とは、人をたすける人生を歩む中に、いつしか自身の心が澄み、明るく陽気に救われていくことに気づくことであり、そこに人間の本当の幸せがあると明示。何ごとも人をたすける心でつとめることが、ようぼくが心がけるべき最も大切な生き方であり、こうした心の成人を目指すことが年祭活動の要点でもあると話した。
最後に中田表統領は、国政のうえにさらなる発展、活躍を祈念するとともに、ようぼくとして、今日の話の一端でも胸に置いていただければ、と話を締めくくった。
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なお今回出席した議員の内訳は、ようぼく61人、別席運び中19人となっている。