親里の夜空を彩る“光のアート”
2025・8/27号を見る
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教友有志がイベントを企画
色とりどりの光を放つドローンが、上空50メートルでさまざまな模様を描き、親里の夜空を幻想的に演出する――。
「こどもおぢばがえり」期間中の7月30日と8月2日、「ドローンショー教育プログラム『ドローンショー体験会』」(主催=株式会社協和産業)が天理大学体育学部キャンパスの陸上競技場で開かれ、2日間で200人以上が集まった。
これは教友有志が企画したイベント。二宮恵徳さん(58歳・宮和分教会教人・兵庫県西宮市)が中心となり、安藤吉人さん(41歳・本愛大教会長・名古屋市)と梅原浩司さん(44歳・大啓分教会長・大阪市)と共に、おぢば帰りした子供を喜ばせようと計画した。
かねて、教祖140年祭へ向かう旬におぢばに帰参した子供たちを楽しませるイベントを模索していた二宮さん。そうしたなか、つてのあった「株式会社協和産業」の賛同を得て、同社の手がけるドローン体験会を親里で催すことになった。
午後6時半、体験会がスタート。初めに、協和産業のスタッフがドローンの仕組みなどについて、モニターを使って子供向けに分かりやすく説明した。
続いて、参加者がドローンショーに用いる機体を設置。子供たちはスタッフからアドバイスを受けながら、地点を慎重に見定めて配置していった。
最後に、約8分のドローンショーを実演。LEDを搭載した計30機のドローンが鳥の群れのように飛び交い、模様やイラストなどの“光のアート”を描いて夜空を彩ると、参加者は大いに盛り上がった。
体験会に参加した武田景志君(小学5年・タイ)は「いままでにない体験ばかりで楽しかった。ドローンの立体的で動きのある演出に驚いた」と目を輝かせた。
二宮さんは「まずは、協和産業さんをはじめ体験会をサポートしてくださった関係者の皆さんに感謝したい。ドローンの設置を実際に手伝うなど、子供たちに特別な体験を届けられたと思う。これからも、おぢばをにぎやかにするために力を尽くしたい」と話した。