おやのことば・おやのこころ(2022年9月14日号)
2022年9月14日
おやのことば・おやのこころ 心で弾け。その心を受け取る。
『稿本天理教教祖伝逸話篇』54「心で弾け」
涼やかな虫の音が聞こえる季節となりました。
少年会員を連れておぢば帰りをした夏の日から、はや半月。その団参の思い出ムービーを、今朝から作り始めています。撮影した動画を見返していると、ほほ笑ましいシーンがいくつも収められていました。
印象的だったのが、特別企画「鼓笛お供演奏」の光景です。自教会の鼓笛隊は今年、結成40周年。“節目の年”に約30人で参加させていただきました。
その中には、まだファイフを習いたてで、お供演奏曲の冒頭しか吹けない子が何人かいました。「吹けるところだけでも、絶対に神様に聴いてもらう」と言う本人たちの強い希望もあって出演に至ったのですが、動画を見ると、やはり曲の途中から指が動いていません。それでも背筋を伸ばし、堂々と楽器を構えて、曲の終わりまで指揮者のタクトを見つめる一人ひとりの姿がありました。
ふと思い浮かぶのは、掲出のお言葉です。いまできる精いっぱいの演奏・演技を、親神様はきっと、温かいまなざしでご覧くださったことでしょう。演奏後の彼らの誇らしげな表情が、編集画面にまぶしく映っていました。
この秋、少年会員向けの鳴物教室を自教会で開きます。先の団参で本部の夕づとめに参拝した際、その厳かな雰囲気に感動したという子がたくさんいて、そこから話が持ち上がりました。
さあ今度は、一手一つのおつとめを目指して稽古に励みたいと思います。
(大西)