全国大会 5年連続の金賞 – 天理高校バトントワリング部
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天理高校バトントワリング部は2025年12月6日、千葉市の幕張メッセで開催された第53回「バトントワーリング全国大会」(主催=一般社団法人日本バトン協会)高等学校バトン編成の部に出場。5年連続9回目の金賞を受賞した。
地方予選を勝ち抜いた高校が日本一を競う同大会。天理高バトン部は関西予選を3位通過し、20回目の出場を決めた。
2025年4月に発足した新チーム。「ノードロップ(演技中にバトンを一度も落とさないこと)で金賞」「応援されるチームに」を目標に掲げて練習に励んできた。
今大会で披露する演技テーマは、「孔雀――美しさの代償」。美しい羽で見る者を魅了する孔雀は、その“代償”として自由に空を飛ぶことができない。「美」と「自由」の間に揺れ動く孔雀の姿を通して、自分らしく生きることの意味や、見た目だけではない“本当の美しさ”を表現した。
振り付け・演技指導は、2017年に行われた第9回「WBTFインターナショナルカップ」個人種目で優勝を果たすなど、世界大会で輝かしい成績を収めた鈴木治コーチ(30歳・愛町分教会愛清布教所ようぼく・京都市)。
練習では基礎を徹底し、技術を高めるだけでなく、それぞれの内面のありようが演技を形づくるとの考えから、日常の心の使い方を大切にするよう指導している」と話す。
練習の合間には“徳積み”として、日々ごみ拾いをするなどの信仰実践を重ねている部員たち。一時期は半数近くが体調不良で練習に参加できなくなるなどのアクシデントに見舞われたものの、互いにカバーし合って本番直前まで練習に取り組むなど、心一つに研鑽を重ねた。
孔雀の苦悩や葛藤を表現
迎えた全国大会当日。メンバーは、孔雀の羽をあしらった青の衣装でステージへ上がった。
開始直後、けたたましい音とともに、散らばったメンバーが一斉に腕を上下に動かして、孔雀の羽をアピール。その後は、複雑な隊形変化と独特な動きで、自由を得られない孔雀の苦悩や葛藤を表現していく。クライマックスでは全員で巨大な孔雀の姿を作り上げるなど、終始ダイナミックなパフォーマンスで会場を沸かせた。
結果、同校は5年連続9回目の金賞に輝いた。
中畝幸乃キャプテン(3年)は「これからも、いまのレベルで満足することなく、楽しみながらチャレンジを続けたい」と語った。
全国大会後の2025年12月25日、同じテーマで臨んだ第46回「関西中学校・高等学校バトントワーリング大会」では、審査員から「個々の責任意識があり、協調性の高い演技が効果的。人数を生かしたダイナミックなパフォーマンスが素晴らしい」と、協調性や作品のダイナミックさを高く評価され、金賞に加えて、第1位相当となる優秀賞を受賞した。








