ボードセーリングでインカレ初優勝 – 東京の廣瀬こころ選手
2026・1/21号を見る
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廣瀬こころ選手(玉川大学4年・創祥分教会別席運び中・新宿区)は2025年11月、沖縄県国頭村のオクマプライベートビーチ&リゾートで開催された「全日本学生ボードセーリング選手権大会」(インカレ)に出場。女子個人戦で初優勝を果たした。
ボードセーリング(ウインドサーフィン)は、サーフボードとセール(帆)を組み合わせて風の力で水面を滑走するマリンスポーツの一つ。
幼いころは水泳に打ち込でいた廣瀬選手。ウインドサーフィンでシドニー五輪の強化選手に選ばれたことのある父・雄一さん(47歳・同教人)の影響で、中学2年のころに自らチャレンジした。「自然を相手にするウインドサーフィンは、環境が絶えず変化することも面白さの一つ。波や風、潮の流れはもちろんだが、対戦相手の動きなどさまざまな状況を想定したうえで、試合に勝つのが楽しい」と話す。
2024年にハンガリーで行われた「ウインドサーフィン世界選手権」に日本代表として出場し、テクノプラスクラス女子OVER19で3位入賞。2025年は同オープンで初優勝を果たした。さらに、同年秋に行われた「ウインドサーフィンTECHNO293全日本選手権」女子でも優勝を手にした。
セールを巧みに操り
セールを長時間持ち上げる持久力と風下に進む際のコース取りを得意とする廣瀬選手。一方で、「無風」は苦手だという。インカレに向けては「どんな風の状況でも勝つこと」を意識して、セールのハンドリングなどを何度も見直してきた。
また、3年時のインカレでは、フライングなどで2年時よりも順位を落としたことから、「この1年間は特にスタート時の練習を繰り返した」と振り返る。さらに、普段の練習に加えて、下半身の強化に努めたことで、さまざまな場面で無駄なくボードに力を伝えられるようになったという。
2025年11月、大学生活最後の大会となるインカレが開幕。最大8レースを走り、その中から結果の良い6レースの合計ポイントで順位が決まる。
「当たり前のことを当たり前にやろう」と落ち着いて臨んだ本番は、風を的確に読みつつセールを巧みに操り、第3レースから第8レースまでのすべてのレースで1位を獲得。結果、2位以下の選手を大きく引き離して初優勝を飾った。
廣瀬選手は「インカレ優勝だけを夢見て、4年間ウインドサーフィンに打ち込んできた。夢を叶えられたことが心からうれしい。つらい時期もあったけれど、この経験を通して自分自身も大きく成長できたように思う。この優勝は私一人の力ではなく、支えてくれた家族のおかげ。全力でサポートしてくれた両親にとても感謝している」と笑顔を見せた。









