銀婚式に来し方を振り返る – 読者のひろば
2022年10月19日
読者のひろば 坪井由紀(51歳・神戸市)
平成9年に夫と結婚し、先日、無事に銀婚式を迎えることができました。しかし、その道のりは決して平坦ではなく、身上を通してお導きいただくことが多々ありました。
10年前の7月、仕事や育児、実母の介護などで忙しくしていたなか、腹部にがんが見つかり、すぐに入院。将来のことで頭がいっぱいだった私は、親神様からの突然のお手入れに心を倒してしまいました。
そんな折、話を聞きつけた上級教会の会長さんが病室へ駆けつけ、おさづけを取り次いでくださいました。すると、不思議にも心と体が軽くなり、「大丈夫かもしれない」と思えてきました。
以後、治療は順調に進み、この年のうちに、命に別条ないところまでご守護いただいたのです。退院して所属教会で参拝した折、親神様に心から感謝を申し上げました。
ところが、2年前に、今度は乳がんが見つかりました。このときは二度目のがんとあって、夫と談じ合い、親神様に素直におもたれしようと心に決めました。その後、所属教会の会長さんをはじめ、多くの教友がおさづけの取り次ぎやお願いづとめをしてくださったおかげで、二度の入院と手術を無事に乗り越えることができました。体力が戻りつつある今は、親神様の大きなご恩に報わせていただきたいと、近所の教友とこども食堂の活動に参加しています。
生かされている体に感謝するとともに、これからも夫婦そろって道を歩んでいきたいと思います。