立教184年 全教一斉ひのきしんデー – 親里
修養科生や学生ら率先して
親里では、本部在籍者と勤務者、詰所勤務者、修養科生、管内学校の学生・生徒らが天理市内の各所で実動した。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、天理市は独自に「感染拡大警戒警報」を発出。ひのきしんデー当日は、本部中庭で予定していた出発式を取りやめ、参加者は各現場に直接集合。公共施設での作業の多くが中止となるなか、主に教内施設でのひのきしんに取り組んだ。
朝から強い雨が降り続いた親里。本部神殿では、大亮様ご家族が本部在籍者と共にトイレ掃除に勤しまれた。
また、保育士育成白梅寮の寮生・職員の60人も、東西礼拝場の階段や階下で拭き掃除などに汗を流した。
仲間と共に笑顔で
修養科生341人はおやさとやかた東左第5棟周辺で、クラスごとにひのきしんを行った。
第15母屋で机を磨く齊藤元康さん(39歳・猪苗代分教会長後継者)は、十二下りのお願いづとめを毎日勤めている。1年ほど前、コロナ禍で人と会えずにモヤモヤしていたとき、お道の信仰者として、いま自分にできることは何かを考えて始めたという。
修養生活では、自主的に回廊拭きにも励んでいる齊藤さん。「おぢばでひのきしんをすると、自然と心が勇んでくる。これからも人に笑顔になってもらえるよう、時間と心を使っていきたい」
山の辺幼稚園の会場では、天理教校本科研究課程および実践課程の学生・職員計57人が、窓拭きや床のワックスがけ、網戸の掃除を行った。
クラスメートと汗を流す井上光希さん(実践課程1年)は信仰初代。家庭の事情で社会的に孤立していたとき、お道と出合い修養科へ。その際、専修科生のひのきしんの姿を見て憧れを抱き、専修科を志望したという。
専修科を経て現在、実践課程で学ぶ井上さんは「過去のつらい出来事の中にも、親神様の思召を感じられるようになってきた。これからも日々ひのきしんの態度を意識していきたい」と笑顔で語った。
山の辺幼稚園園長の谷浦晃子さんは「お願いした場所だけではなく、普段、清掃が行き届かない隅々まできれいにしていただいた。本当に感謝しかない」と述べた。
また、管内の高校生たちは学校や寮を大掃除。体を動かせる喜びを仲間と共に感じながら、はつらつと手を動かしていた。
親里でのひのきしんデーの様子をご覧いただけます。