新型コロナ終息のお願いづとめ
いまの節を通して一歩成人を
教会本部は7月1日、本部神殿でお願いづとめを勤めた。
このお願いづとめは、新型コロナウイルス感染拡大の終息と罹患者の平癒を、あらためて願うとともに、お互いの心を一つに合わせてご守護を頂く意味を確認するもの。当日は感染拡大を防止する対策として、殿内の参拝者を制限するとともに、南礼拝場前にパイプいすが設置された。
正午、中山大亮様が、中田善亮・表統領と共に神殿上段へ参進。大亮様が拍子木を、中田表統領が数取りを務めて、お願いづとめが勤められた。
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おつとめに先立ち、中田表統領があいさつを行った。
中田表統領は「むりなねがひはしてくれな ひとすぢごゝろになりてこい」(「みかぐらうた」三下り目六ッ)のお歌を引き、「むりなねがひ」とは思召に沿わない願い方であり、「ひとすぢごゝろ」とは、その逆の心であると指摘。「願う心は、100人いれば100通りだと思う。その100通りの心を合わせて、まさに『ひとすぢごゝろ』になってご守護を願うのである」と、お願いづとめを勤めるうえでの心の置きどころを諭した。
続いて七ッ八ッを引き、「まずは日々頂戴している火水風のご守護、体をお貸しいただいているご恩への感謝を忘れずに、お礼申し上げ、ひのきしんを実践すること。そして、ただいまの節を通して一歩成人させていただけるような思案と実践を心に定めることが大切」と強調。それによって、願いをお受け取りいただくことができるのだと思う、と語った。
最後に、中田表統領は、「コロナ禍にとどまらず、どんな中でも親神様の心におもたれする心を持てるよう、日々のご恩報じを欠かさず、身近なおたすけにしっかり取り組んで、ご守護を頂戴できるように成人のお誓いをさせていただきたい」と述べた。
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お願いづとめは毎月1日正午に本部神殿で勤められる。期間は年内の予定。