全国制覇めざし“真夏の大舞台”へ
7月下旬から9月中旬にかけて「全国高校総合体育大会(インターハイ)」と「全国高校定時制通信制体育大会」が各地で開催される。ここでは、高校生の“真夏の大舞台”に挑む、親里管内のスポーツクラブを一挙紹介する。
全国高校総合体育大会
7月24日から8月24日にかけて各地で開催されるインターハイ。今年は、天理高校柔道部男子、同部女子、バレーボール部男子、ホッケー部男子、同部女子、天理教校学園高校レスリング部の4クラブ計62人が、団体・個人で出場する(7月20日現在)。
3年前のインターハイで、27年ぶり14回目の日本一に輝いた天理高柔道部男子。今回でインターハイ出場70回の節目を迎える。今年はコロナ禍によって練習が制限されるなか、地道な稽古を続けて着実に力をつけてきた。
平見陸主将(3年)は「先輩方が、これまでつないでくださった歴史と伝統をしっかりと背負って本番に臨みたい。これまで以上に気を引き締めて、一戦一戦挑んでいく」と語った。
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一方、教校学園高レスリング部からは、6月初旬に行われた奈良県予選で優勝した木下ファビアン卓磨選手(3年)、稲垣晴貴選手(同)、久米田忠裕選手(2年)、小畑輝榮選手(同)の4選手が“全国の大舞台”に挑む。
木下選手は「応援してくださる皆さんの期待に応えられるよう、全力を出しきり、全国制覇を成し遂げたい」と話した。
全国高校定時制通信制体育大会
働きながら学ぶ高校生のスポーツの祭典「全国高校定時制通信制体育大会」は、7月30日から9月19日にかけて東京都を中心に開催される。今大会には、天理高第2部の8クラブから計114人が出場する。
バスケットボール部女子は「尽くす」をスローガンに掲げ、チーム内での積極的な声かけを意識。どんなときも部員同士が互いを思いやることで絆を強め、チームの団結力を培ってきた。萩原治キャプテン(4年)は「先生やコーチ、OGなど、支えてくださったすべての方々に全国優勝を果たすことで恩返しをしたい」と意気込む。
一方、バレーボール部女子は、攻撃力アップを目標に掲げ、チーム一丸となって攻める連携プレーを重点的に磨いてきた。
相楽友美キャプテン(同)は「大会に向けて、さらに攻撃力を高め、全員バレーで全国4連覇に挑みたい。また、メンバーには下級生が多いので、全国の舞台でのびのびとプレーして、来年につなげられるようサポートしていきたい」と話した。