「全教一斉にをいがけデー」-9/28~30
御教えを身近な人へ
立教184年「全教一斉にをいがけデー」の実施要項が先ごろ発表された。推進役を担う布教部(松村登美和部長)では、9月28日から30日までの3日間を「ようぼくの実動日」と位置づけ、ようぼく一人ひとりが“身近な人へのにをいがけ”に取り組むよう申し合わせている。さらに「にをいがけデー」用リーフレットやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などの積極的活用も呼びかけている。
日ごろ教会などを拠点に、思い思いに展開しているにをいがけ活動を、年に一度、同じ地域に住むようぼく・信者が心を合わせて推進する「にをいがけデー」。今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、大勢がひと所に集まることが難しい地域が少なくないことから、「身近な人へ御教えを伝えよう」をテーマに掲げ、未信仰の家族や近親者、隣人や職場の同僚など、身近な人へ教えを伝えることを申し合わせている。
また、これまで実施してきた「教会長路傍講演の日」は設けないことになった。
こうした新たな形の「にをいがけデー」の実施に当たり、布教部では“身近な人へのにをいがけ”のヒントになる、さまざまな活動例を提示。身上者へ積極的におさづけを取り次ぐことや、新たに作成した「にをいがけデー」用リーフレット『いい心が、いい明日を引き寄せます』を身近な未信者へひと言添えて手渡すことなどを促している。
このほか、「天理教ホームページ」内の教えを分かりやすく伝える動画や音声などのコンテンツを積極的に活用するよう強調。SNSを使ったにをいがけも、活動例の一つとして提示している。
◇
なお布教部では、「にをいがけデー」の具体的な活動例を記載したチラシを各地の教会や布教所へ事前に配布。チラシに添付したQRコードから、インターネット上の各種コンテンツにアクセスできる。
自分にできる精いっぱいの実動を
松村登美和・布教部長(談話)
にをいがけデーは長年、支部活動を中心に実施されてきた。いま、ひと所に集まって実施することが難しい地域が少なくないなか、皆が心を一つにそろえて実動すれば、親神様は必ずお守りくださると信じている。
一方で、感染防止の対策を十分に講じたとしても、大勢が集まって動けば、それを目にした地域の方々が不安を抱くかもしれない。
そこで、今回「身近な人へ御教えを伝えよう」をテーマに掲げた。いまだ信仰するに至っていない家族や近親者、普段から付き合いのある隣近所の人、職場の同僚や友人、知人の中で、「この人にならお道の教えを伝えられる、伝えたい」という人にしっかりと働きかけていこう。
にをいがけは苦手だ、自信がないという方もいらっしゃるだろうが、心配は要らない。親神様は、私たちの心一つを受け取って働いてくださる。そして、こちらが力を入れれば、親神様も力を入れてくださる。私たちはただ、自分にできる精いっぱいの実動をさせていただけばいい。そこに親神様はお働きくださるのだから。
まずは、親神様にしっかりとおもたれして、「全教一斉にをいがけデー」の当日を目標に、ともどもに積極的に努めさせていただこう。