本当の自分をさらけ出せない – 人生相談
Q. 厳しくしつけられた私は、両親を怒らせないように、いつも顔色を窺いながら過ごしてきました。そのせいか、大人になった現在も友人や同僚の顔色ばかり見てしまい、本当の自分をさらけ出せません。どうすれば、自分らしく生きられるでしょうか。(20代女性)
A. よく頑張っていますね。あなたは人と接するときに、いつも相手におもねって自分の気持ちを出せないと感じていて、それがとてもつらいのですね。しかも、その原因は幼いころから両親に厳しくしつけられ、親の顔色ばかり見て過ごしてきたからと考えているようです。自分らしさを出せる居場所が見つからず「毎日なんとか生きている」と、もがいている姿に心が痛くなります。
さて、あなたがこれから自分らしく生きていきたいという目標を持つなら、いままでのものの見方や考え方を、少し変えていくことをお勧めしたいですね。
たとえば、友人や同僚への接し方も、自分勝手な人が多い世の中で、気配りのできる態度は、むしろあなたの長所と考えればいいのです。20代のいま、自分らしさを求めて悩むことは苦しいけれど、決して無駄ではなかったと思える日が来ます。両親との関係も、もう少し離れる日が来たら、違った見方ができるようになるでしょう。
広く他者の視点を求め、さらには神様の大いなる思いにも出合えればよいですね。教会には、そんな場があります。また、新しい自分探しのために職場や住まいなど環境を変えるのも一つ。おぢばの修養科もいいと思いますよ。気がつけば、あなたらしいあなたに遭遇できる日がきっと来ますよ。
回答者:吉福多恵子(濃飛分教会前会長夫人)