国内外で親しまれている劇画『教祖物語』のフィリピン語版が発売された
道友社は先ごろ、劇画『教祖物語』のフィリピン語版『Ang Kuwento ni Oyasama』の第1巻を発売した。
劇画『教祖物語』は、教祖100年祭の翌年の1987年に第1巻が刊行され、90年刊行の第5巻をもって完結した。
このうち、第3巻までは、主に教祖の道すがらが描かれ、英語、中国語、韓国語、インドネシア語、ポルトガル語、タイ語、ドイツ語、スペイン語が第3巻まで、フランス語が第2巻まで刊行されている。
今回翻訳された第1巻は、教祖がお生まれになる寛政10(1798)年から、「月日のやしろ」に定まられ、貧のどん底に向かわれる元治元(1864)年までの時代を中心に描かれている。
翻訳作業には、フィリピン出身の天理教語学院の卒業生や、フィリピン現地の教友が担当。翻訳は『稿本天理教教祖伝』の外国語版に準拠しており、当時の日本文化や時代背景などを視覚的・感覚的に理解できることから、教祖伝への“入門書”としての活用も期待されている。
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翻訳版の製本は日本語版と同じ「右開き・右綴じ」。価格は550円(税込)。
お求めは、道友社おやさと書店へ。