欧州の道 半世紀 – 海外ニュース
ヨーロッパ出張所
ヨーロッパ出張所(長谷川善久所長・アントニー市)は9月19日、創立51周年記念祭を執り行った。
昨年、創立50周年の節目を迎えた同出張所では、新型コロナウイルス感染拡大によって、欧州各国でロックダウンが発令されたことを受けて記念祭を延期。こうしたなか、欧州各国でワクチン接種が進み、行動制限が解除されたため、記念祭を執行することにした。
当日はフランス国内をはじめ、イギリス、ドイツ、スペインから約70人の教友が集まった。出張所内ではマスク着用、換気、消毒など、入念な感染防止対策が施された。
おつとめに先立ち、長谷川所長(52歳)が真柱様のご祝辞を代読。その中で、「この現状をわが事として受けとめ、教えに基づいて思案を巡らせながら、この節から芽を出すご守護を頂けるよう、心新たに勇んでつとめていかなければならないと思う」と諭されたうえで、本教の教えは、自分の心の用い方一つで、いかなる苦しみもたすけていただける結構な道であるとして、「お道の教えを自分たちの考え方や日々の行いに示して、教祖に続く道を広め、次の代へと伝えていっていただきたい」と激励された。
続いて、おつとめを勤めた後、長谷川所長があいさつに立った。長谷川所長は「50年前、中山正善・二代真柱様が学術、文化、スポーツ分野で蒔かれた種を育てるため、そして、ヨーロッパ在住のようぼく・信者が信仰の喜びを味わう場となることを目的として、当出張所が設立された」と出張所の原点に言及。そのうえで、今日までの出張所の歩みを踏まえ、「ヨーロッパ出張所の新しい50年の始まりに際し、報恩感謝の気持ちを新たに、あらためて信仰生活の歩みを教祖にお誓いしたい」と決意を述べた。
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祭典終了後は、欧州各国の現地教友がオンライン上に集まり、交流会が持たれた。また51周年を記念して、出張所の敷地内にリンゴの木が植えられた。