「変な名字だ」と言われ、落ち込む – 人生相談
Q. 今年の春、大学を卒業して社会人になりました。私は非常に珍しい名字のため、応対したお客さんに「変な名字だ」などと言われることがよくあり、落ち込んでいます。どうすれば、落ち込むことなく明るく仕事ができるようになれるでしょうか。(20代女性)
A. 日本人の名字の種類は、区別の仕方によって10万種類とも、30万種類以上あるともいわれています。
そのうち7,000種類が全人口の96パーセントを占め、最も多いのが「佐藤」さんで、次が「鈴木」さんです。一方、全国で100人以下の珍しい名字は、少なくとも1万種類あるそうです。
おそらくあなたは、珍しい名字が原因で、嫌な思いや不便な思いをしたことがあるのでしょう。しかしながら、それを乗り越えて大学を卒業し、与えられた仕事をこなしているのですから、よく頑張ってきたと思います。その努力は大したものです。
各々の名字には、深い意味や歴史があります。あなたの両親や先祖も、その名字を通して人生の荒波を越えてきました。一人で悩まず、同じような思いをしたことがなかったか、両親に相談してみてください。きっと良きアドバイスをしてくれると思います。
仕事への向き合い方としては、そのマイナスイメージをプラスに変えてみてはいかがでしょうか。具体的には、珍しい名字であることを“アピールポイント”と捉え、あえて名字を話題にして会話を進めてみるのです。いままで頑張ってきたのですから、きっと大丈夫です。親神様・教祖にもたれて前進してください。
回答者:平澤勇一(磐城平大教会長・福島教区長)