天理高校バレーボール部男子は、11月6日から21日にかけて桜井市芝運動公園総合体育館などで行われた「全日本バレーボール高校選手権大会」奈良県予選に出場。決勝で添上高校に勝利して優勝し、4年連続9回目となる“春高バレー”出場を決めた。
攻守の中心選手である森陸翔キャプテン(3年)がまとめる今年のチームについて、山下貴弘監督(45歳)は「例年に比べて小柄だが、攻撃力の高い選手がそろっている」と話す。
県新人大会、県春季選手権大会、全国高校総合体育大会(インターハイ)県予選では、全試合をストレート勝ちで優勝。ところが、3年連続8回目の出場となったインターハイでは予選敗退。その反省から、全国大会を目指して守備力を向上させようと、レシーブを中心に練習に打ち込んできた。
迎えた“春高バレー”県予選。2回戦から出場した天理高は、準決勝まで危なげなく勝利を重ね、決勝進出を果たした。
添上高との決勝戦は、序盤こそ互いに点を取り合う展開となったが、中盤からは天理高が堅実な守備で試合の流れをつかみ、3‐0で勝利。全国大会出場を決めた。
山下監督は「全国大会に向けて細かい調整を行い、さらにプレーの精度を高めていきたい」と語った。
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なお、全日本バレーボール高校選手権大会は来年1月5日から9日にかけて、東京都渋谷区の東京体育館で開かれる。