3季ぶりリーグ優勝 大学選手権出場へ – 天理大学野球部
2026・5/27号を見る
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天理大学野球部は今春、阪神大学野球春季リーグ戦に出場し、大阪産業大学との最終戦に勝利。9勝1敗で3季ぶりのリーグ優勝を果たした。この結果を受け、6月8日に開幕する「第75回全日本大学野球選手権記念大会」への出場を決めた。
昨秋、大阪産業大とリーグ戦同率1位となった天理大は、優勝決定戦に臨んだが、タイブレーク制の延長戦の末、大阪産業大に敗れた。
「1点の差や1球のミスなど、一つのプレーがきっかけで、きつい状況に陥ることが多々あった」と三幣寛志監督(46歳)は振り返る。その反省を生かし、チームは「一つひとつのプレーにこだわること」を意識して練習を重ねてきた。
今年の天理大は、盤石な投手陣を中心に失点を抑えて守り勝つチーム。そのエースを任されたのが、プロ注目の右腕・的場吏玖投手(4年)。1年の春からマウンドを経験し、4種の変化球を自在に操って相手打者を翻弄する。
このほか、「トミー・ジョン手術」を経て、昨秋復帰を果たした左腕の須藤太雅投手(同)は、右打者の内角に食い込む鋭いストレートが武器だ。
守り勝つ野球で連勝重ね
4月5日、春季リーグ戦が開幕。第1節、第2節と自慢の投手陣が相手打線を封じ込め、白星を重ねていく。
大阪体育大学との第3節では、第1戦で、マックス150キロの速球を投げる相手投手を打ち崩せず、九回裏0‐2、1アウトまで追い込まれたが、しぶとく食らいつき、タイムリーヒットと犠牲フライで同点に。
そして、タイブレーク制の延長戦に突入すると、十回表に大阪体育大に1点を追加されたものの、その裏、2アウト満塁のチャンスの場面で大城志琉選手(同)がボール球を見極めて押し出し。同点に追いつくと、続く只石琉人選手(3年)がサヨナラヒットを放ち、勝利を収めた。
後半戦も首位を走る天理大は5月9日、大阪産業大との最終戦でも実力を遺憾なく発揮。コールド勝ちを収め、3季ぶり28回目のリーグ戦優勝を手にした。
なお、天理大はこの結果を受け、東京都の明治神宮野球場などで行われる「第75回全日本大学野球選手権記念大会」に2年ぶり11回目の出場を決めた。天理大の初戦は6月8日、共栄大学と対戦する。
三幣監督は「今季は防御率が1点台と、特に投手陣が頑張ってくれた。今年は、教祖140年祭が勤められ、創部80周年を迎えた節目の年。そんな年に優勝という皆に喜んでもらえる報告ができて良かった」と話している。
大森瑛斗主将(4年)は「全国でも、投手中心の守り勝つ“天理野球”を心がけていく。そして、一つひとつのプレーにこだわり、日本一を目指す」と気合を入れる。








