立教186年 本部元旦祭 – 教祖140年祭へ仕切って成人の歩みを
立教186年の本部元旦祭は1月1日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で厳かに執り行われた。
午前4時45分、夜明け前の神苑は気温1度。マスクを着用し、防寒着に身を固めた参拝者が続々と神殿に集まってくる。
5時前、大亮様はつとめ人衆と共に本部詰所をご進発。教祖殿、祖霊殿で参拝された後、神殿上段へ進まれた。
大亮様は祭文の中で、新春を寿ぐごあいさつに続いて、「顧みますれば、昨年は新型コロナウイルスの流行によってさまざまな制限のあるなか、徐々に諸活動を再開し、また、教祖140年祭を勤める旨を打ち出すとともに、秋には『諭達第四号』を発布して、年祭活動に向かう心の準備を進めてまいりましたが、おかげをもちまして、つつがなく結構にお連れ通りいただき、誠にありがとうございました」と御礼を述べられた。
そのうえで「私どもをはじめ、教会長、ようぼく一同は、年改まり、三年千日と仕切った教祖年祭活動の1年目を迎え、教祖のひながたを頼りに、たすけ一条の御用を一手一つに勇んでつとめさせていただく所存でございます。何卒、至らぬところは幾重にもお仕込みくださいまして、一日も早く世界一れつの陽気ぐらしの世の状に立て替わりますよう」と願われた。
引き続き、立教186年の初づとめとなる、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。
夜明けが近づくにつれ、冷え込みが一段と厳しくなるなか、四方の礼拝場の参拝者は、一心にお歌を唱え、手を合わせた。
祭典終了後、教祖殿へ進まれた大亮様は、教祖の御前で祭文を奏上。「教祖、明けましておめでとうございます」と新年のごあいさつを申し上げられるとともに、「私ども一同は、教祖140年祭三年千日活動の1年目に当たり、教祖の道具衆としての自覚を高め、ひながたを目標に、仕切って成人の歩みを進めさせていただく決心でございます」と誓われた。
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教祖殿での祭文奏上が終わるころ、大和青垣の山並みから初日が差し込み、新春の親里を明るく照らした。