教祖の親心と思召を芯に全教一手一つに心の成人を – 真柱様 年頭あいさつ
中山善司・真柱様による「年頭あいさつ」が1月4日、本部第2食堂で行われ、本部在籍者、直属教会長、教区長、集会員、各会委員、施設長ら643人が参集した。
真柱様は冒頭、新年のあいさつとともに、一同にねぎらいの言葉をかけられた。
続いて昨年、教祖140年祭の三年千日に向けて「諭達第四号」を発布し、年が変わって年祭へ向けて仕切ってつとめる期間に入ったことにふれられ、「仕切ってつとめるということは、年祭という目的に向かって集中してつとめることであり、この期間は、普段よりも力を入れて成人を進める旬である」と示された。
さらに、成人という言葉の意味に言及。肝心なのは心の成人であり、そのための教祖のひながたであるから、それを目標に歩むことを諭達で申し合わせているとして、「おつとめを勤めてご守護を頂くのも、人が話を聞き分けるようになってくれるのも、つとめる者の心の成人ということが大きく関わっていると思う」と述べられた。
この後、教祖の年祭の意義について話を進められた。
その中で、節目は個人的にも集団としてもいろいろあるが、教祖の年祭は全教の節目であると明示。年祭の意味を知って歩む人が増えれば、一手一つの力も大きくなり、それだけ成人の道を進ませてもらうことができると話された。
さらに、年祭へ向かって進むときは、全教が一手一つにならなければならないと強調。一手一つの芯となるものは教祖の親心であり、思召であるとして、「教祖の親心に応えることができるように、それぞれのつとめを果たしていっていただきたい」と求められた。
最後に真柱様は、新型コロナウイルスの感染拡大や戦争など、不安定な世相のなか三年千日が始まることにふれ、「この年が良いスタートを切る年でありたいと思っているので、心を合わせてつとめてくださるよう」と述べて、あいさつを締めくくられた。
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これに先立ち、中田善亮表統領が一同を代表して、真柱様に新年のあいさつを申し上げた。
その中で、昨年は感染症に対する規制緩和により諸活動が徐々に再開し、海外からの帰参も叶うようになるなか、「諭達第四号」が発布され、今年いよいよ三年千日の旬を迎えたことに言及。このたびの三年千日は道の正念場であるとして、「この厳しい節から、明るく前進する、芽が吹くご守護を頂戴できるよう、成人の旬に遅れることなく、勇んで歩み出させていただく」と決意を述べた。