暖かな銀世界 – 表紙写真
真冬の夜明け前に、奈良県御杖村の三峰山山頂へ向かう。朝日が闇を照らし、銀世界を暖かく包み込んだ。 by 藤浪秀明
真冬の夜明け前に、奈良県御杖村の三峰山山頂へ向かう。朝日が闇を照らし、銀世界を暖かく包み込んだ。 by 藤浪秀明
教誨師とは、刑務所や少年院などの矯正施設へ定期的に出向き、受刑者の徳性を養ったり、宗教心を培ったりする宗教家のこと。 自らの信仰信念に基づく講話や、被収容者の願い出に応じて個人面談を行うなど、民間ボラ・・・
やさしい心になりなされや。人を救けなされや。癖、性分を取りなされや。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一二三「人がめどか」 これは教祖が、入信後間もない人に諭されたお言葉です。癖は誰にでもあり、悪い癖を直す・・・
三濱かずゑ(臨床心理士・天理ファミリーネットワーク幹事)1975年生まれ 年末に誕生日を迎え、40代最後の1年が始まりました。「人生百年時代」の折り返しを意識してしまいます。 一瞬を大切に 「今この瞬・・・
新しい年を迎えました。日本では「明けましておめでとう」、英語圏では「ハッピーニューイヤー」と言葉を交わします。新たな年に祝意と幸せへの願いを込める習慣は、洋の東西を問わないようです。 いつもと同じよう・・・
お正月は故郷へ帰り、親と一緒に新しい年を迎える人も多いことでしょう。 奈良県天理市にある「ぢば」は、神様が最初に人間を宿し込まれた地点であり、すべての人間の故郷です。ここでは、親なる神様を慕って帰って・・・
鳥取県日野町と岡山県新見市の境に位置する明地峠から見た大山。夜明けに写真仲間と向かうと、絶景が広がっていた by 藤浪秀明
花が咲くで実が出来るのやで。花が咲かずに実のなるものは、一つもありゃせんで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一五八「月のものはな、花やで」 かつて日本には、女性の月経を穢れとする観念がありました。そんな時・・・
川村 優理(エッセイスト・俳人)1958年生まれ 知らない土地を歩く 地図を見ながら歩くことが、どうも苦手です。 初めて訪れた場所や慣れない土地で、スマホの地図を見ながら歩いていても、目的地にたどり着・・・
気候変動のせいでしょうか。最近は夏と冬が長くなり、春秋があっという間に終わる気がします。体調管理の難しさに心悩ます人も多いことでしょう。 これから多くの虫たちは冬ごもりをし、木々は葉を落として裸木とな・・・
親里大路のイチョウ並木が歩行者天国となる「ほこてんり」。イチョウを眺めながら行き交う人々が笑顔になっていた。 by 藤浪秀明
南アジアのネパールで植樹活動に取り組むNGO「ラブ・グリーン・ネパール」を立ち上げ、30年以上にわたって植え続けた木々は150万本を超えるという。 幼いころから飛び級を重ね、12歳で高校卒業。国立トリ・・・
目に見える徳ほしいか、目に見えん徳ほしいか。どちらやな。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』六三「目に見えん徳」 物やお金、地位や名誉といった、目に見える徳を身につけることよりも、目に見えない徳を積むことの大・・・
辻 治美(天理教甲京分教会長夫人)1969年生まれ 豊かな人生のひと時 携帯電話をスマートフォンに替えて2年が経ちます。スマホにはプッシュボタンがなく、つるっとした画面の変なところを触ったり、元の画面・・・
雷に打たれたように、ある一言に心を揺さぶられることがあります。その一言で、絶望から救われたり、生き方が大きく変わったり。 でも、よく思い返すと、それは過去にも耳にしている言葉だったりしますよね。タイミ・・・
和歌山県紀美野町と有田川町にまたがる、ススキ野原が有名な生石高原。秋の夕暮れ、ススキが黄金色に輝き始めた。 by 藤浪秀明
手話通訳者養成機関として「天理教手話研究室」が発足したのは昭和36年のこと。当時、ろう学校では手話の使用が禁止されており、世の中に手話サークルなどはほとんどなく、いわばパイオニア的存在であった。 以来・・・
どんな辛い事や嫌な事でも、結構と思うてすれば、天に届く理、神様受け取り下さる理は、結構に変えて下さる。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一四四「天に届く理」 「何をするか」より「どんな思いでするか」を神様は・・・
濱 孝(天理教信道分教会長夫人)1972年生まれ 三人息子が巣立って 優しく思いやる言葉が、知り合いに会うたびにかけられる。 「寂しくなったでしょ」 初めは「そんなことないですよ」と答えていたが、最近・・・
「目は口ほどにものを言う」といわれます。情のこもった目つきは、言葉と同じように気持ちを相手に伝えるという意味です。一方で「気持ちは言葉に出さないと伝わらない」ともいわれます。一見、正反対のように思えま・・・