天理時報オンライン

【 158件 】
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視点

  • 「結晶性知能」を発揮しよう – 視点

    歳を重ねると、誰もが自らの認知機能の低下に気づく。「物忘れが多くなった」「咄嗟の判断がしにくい」など、困った症状が増えてくる。 恥ずかしながら筆者にも、こんなことがあった。腕時計を捜していて、なかなか・・・

  • 生成AIをめぐる一思案 – 視点

    「ChatGPT」と呼ばれる対話型AI(人工知能)が世界で注目を集めている。文章で問いかけると、ネット上の膨大なデータを駆使し、瞬時に自然な文章で回答する「生成AI」の一つである。 多方面での活用に期・・・

  • 「おふでさき」と親心 – 視点

    今年4月に「おふでさき勉強会」が始まり、初回に200人を超える参加者があった。 これは、「おふでさき」を心に治め、信仰生活やおたすけに生かすことを目的に企画されたもので、約3年かけて「おふでさき」全十・・・

  • 「種蒔き」を心に再出発へ – 視点

    世界保健機関(WHO)が5日、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の終了を発表した。日本でも8日に感染症法上の位置づけが「5類」へ移行したことで、社会活動は活気を取り戻しつつある。 こうしたなか、教・・・

  • 「姿を新たにする」とき – 視点

    新型コロナウイルスの感染が国内で初めて確認されて3年になる。政府は5月8日、新型コロナの感染症法上の扱いを「2類相当」から、季節性インフルエンザと同じ「5類」へと引き下げた。現在は観光地や飲食店、スポ・・・

  • 五下り目の十をめぐって – 視点

    「みかぐらうた」の五下り目には十がない。むろん、二下り目の一ッ、九下り目の十もないのだが、この稿では試みとして五下り目についてふれる。 先ごろ、諸井慶一郎氏が記された次の解釈に目から鱗が落ちる思いがし・・・

  • 青春時代をおぢばで過ごす – 視点

    天理教校学園高校が先月、最後の生徒を送り出し、その前身も含む49年の歴史の幕を閉じた。教内子弟の育成に大きな役割を果たし、さまざまなひのきしんに活躍してくれたことを思うと、感慨深い。OB・OGは、なお・・・

  • “海の資源”の持続可能性 – 視点

    さまざまな環境問題が取り沙汰されるなか、海洋環境保護につながる取り組みとして、「ブルーシーフードを積極的に食べる」というものがある。 ブルーシーフードとは、サンマやサバなどの青魚を指すのではない。資源・・・

  • 謙虚なスーパースター像 – 視点

    「侍ジャパン」の余韻は、いまださめない。 WBC14年ぶりの優勝で世界一を奪還したドラマは、老若男女を問わず多くの人々の心を揺り動かした。マスコミは、そのサイドストーリーをしきりに掘り起こす。栗山英樹・・・

  • WBCの歓喜に思う – 視点

    日本時間3月22日、「WBC(ワールドベースボールクラシック)」の決勝戦がアメリカで行われ、日本代表チームが7戦全勝で3度目の優勝を果たした。直近2大会は決勝へ進めず、14年ぶりの栄冠となった。 野球・・・

  • 令和の短歌ブームに思う – 視点

    「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」。この歌で知られる俵万智の歌集『サラダ記念日』は、昭和62(1987)年に出版され、280万部のミリオンセラーとなった。それから35年経った・・・

  • 世界の「難儀」に想いを馳せ – 視点

    2022年2月末に始まったウクライナ戦争は、1年が経過しても、なお混迷を深めている。コロナ感染は落ち着いてきたものの、新たな変異株の感染力については予断を許さない。また、トルコとシリアでは、大地震によ・・・

  • 基礎づくりに努力と喜びを – 視点

    3月に入り、各学校では卒業、進学、進級の春を迎えている。新たな門出に当たり、親里における学校教育とそこで学ぶ者の心得を中山正善・二代真柱様のお言葉にたずねたい。 二代真柱様は、昭和30年から毎春、親里・・・

  • 「天理時報オンライン」の活用を – 視点

    昨年実施された「メディアに関する全国世論調査」によると、「月ぎめで新聞を取っているひと」の割合は、70代で81.3%、50代で57%、40代で42.5%、30代で30.3%だった。また「月ぎめで新聞を・・・

  • 飲食店での迷惑行為に思う – 視点

    飲食店での迷惑行為動画がインターネットで拡散し、問題になっている。その動画には、回転寿司店のほかの客が注文した寿司にワサビを乗せる、つまみ食い、唾液を付ける、湯飲みや醤油差しを舐めるなどの行為が映し出・・・

  • たすけ合う心を身につける – 視点

    ケンブリッジ大学名誉教授で動物行動学の権威でもあるパトリック・ベイトソン氏は、人間の「本能」の代表的な意味として九つの定義を挙げている。たとえば「学習なしでも存在する性質」、あるいは「発生的に強靱で、・・・

  • 自ら求め体験してこそ – 視点

    春季大祭後の最初の日曜日、天理駅前で路傍講演する知人と言葉を交わし、ホームに入ると、大阪へ布教に行くという先輩と出会い、年祭活動が動きだしたことを実感した。 明治20年正月、おつとめを勤めれば官憲が干・・・

  • この冬を無事に越せるよう – 視点

    昨年2月24日、ロシアがウクライナへ軍事侵攻し、世界に激震が走った。この1年、多くの建物が破壊され、おびただしい命が失われている。長引く戦争により、食糧やエネルギー価格などが高騰。世界中の人々の日常生・・・

  • タイパを超える濃密な価値 – 視点

    平成が「コスパ」なら、令和は「タイパ」の時代、らしい。 コスパは、コストパフォーマンスの略で「費用対効果」。片やタイパは、タイムパフォーマンスの略で、「かけた時間に対する満足度」をはかる若者世代の流行・・・

  • 本部お節会の賑わいに思う – 視点

    すでに「小正月」を過ぎたが、年が改まると、やはり心機一転という気持ちが湧いてくる。 今年は3年ぶりに本部「お節会」が行われた。寒空のもと、存命の教祖を慕っておぢばに帰った大勢の方々と出会い、さらに勇ま・・・